|
カテゴリ:家庭科
今日はタイの学生さん達とのお勉強の日でした。会の名まえを決め、ちょっと早い暑気払いという事で、お料理会です。写真はライスペーパーで作った生春巻きです。
茹でた鶏肉、キュウリ、人参、キャベツ、レタス、薄焼き卵、ニラなどを、水に浸したライスペーパーで巻きます。大体の材料をちょっと巻いて、それから茹でたエビなどを巻くと彩りがきれいです。 学校での悩みなども聞きました。「国際金融」の授業をどうしようかと悩んでいる子の話から、ハイチの泥ケーキでおなかを満たしている人たちの話になりました。 人が困っている所が儲け所とばかりに、走る投機マネー。タイでは充分な食料が生産できるので、ぜひ、しっかり学んで、世界の飢えた人々の力になってほしいと励ましました。 今日の東京新聞「本音のコラム」は、堤未果さんの「食の安全保障」でした。ミルクのママさんからちらっと聞いた、モンサント社の悪行が書かれています。 本文そのままに書かせていただきます。 「急激な食料価格高騰が、世界各地で暴動を引き起こしている。 そんな中、世界貿易機関(WHO)のラミー事務局長は、競争の導入が国際価格引き下げと、各国の生産能力強化に貢献すると発言し、ネグロポンテ米国務副長官は、食料危機を救う遺伝子組み換え作物(GMO)の受け入れを世界的に呼びかけている。 だが、今回価格高騰の打撃を最も受けたのは、米国の推進する自由化貿易の傘下で、関税や農民保護法を撤廃し、市場依存型の生産と流通システム(世界銀行と国際通貨基金(IMF)の融資条件)導入で、経済自衛力を失った国々だ。 GMOの特許を持ち、アグリビジネス市場の9割を独占する米系多国籍企業モンサント社の種子を導入した国内外の農家は、収穫の一部を翌年の種子として使いまわすと同社に訴訟を起こされるために、継続購入を余儀なくされる。 凶作に見舞われたインドでは、同社に種子代金が支払い切れず、自殺する農民が相次いだ。 だが、国全体の食料生産が、一多国籍企業に握られる可能性を警戒する途上国も、背に腹は代えられないとなれば、選択肢を失うだろう。 食料の世界的争奪戦が予想される中、自民党も民主党も 「自由化」前提の農業政策を掲げている。 これで、基本的人権である食の安全保障は守られるのか。 途上国の例を合わせ鏡にして、もう一度真剣に考えたい。」 ☆という、堤未果ちゃんの後援会でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.07.06 21:42:51
|