カテゴリ:珍事件編
<ペット2>
前回ペットの事を書いたのですが、私はその前にも動物を飼ったことがありました。 正直忘れていました。 おそらく飼っていた期間があまりにも短かったことと、あまり思い出したくない事実だったからだ。 そのペットとはヒヨコである。 そのヒヨコは近所のお祭りで一羽300円で売られていた。 長方形の箱の中でひしめくヒヨコ達。 黄色くてフワフワしていて非常にかわいかった。 買って帰れば反対されることはわかっていた。 それでも、本当にどうしても欲しくてダメ元で買って帰ることにした。 かわいらしい1羽を選びヒヨコ売りのおじさんから買い、一緒にいた私の友人も1羽買った。 家に帰り、玄関でヒヨコを抱える娘を見て母はぎょっとした。 「返して来なさい」と最初は言った母だったが、そのヒヨコのかわいらしさと私の涙の訴えに根負けして飼うことを許してくれた。 私は「ヒヨちゃん」と名前をつけた。 ヒヨちゃんはとてもかわいらしく、そして賢かった。 階段を一人で下りることができたし(上れない)、一人で廊下を歩かせるとリビングまで一人でダッシュしてエサのあるところまで行った。 、、、賢い。 3日後、一緒にヒヨコを買った友人の家で、ヒヨコ同士を遊ばせることになった。 学校が終わった後、ヒヨちゃんを家に取りに帰って友人の家に向かった。 私達はひよこ同士を「リカちゃんハウス」に入れて遊ばせた。 リカちゃんの寝室やキッチンや浴室を徘徊する2羽のひよこを見て、私と友人は小一時間楽しんだものである。 リカちゃんハウスの部屋と部屋のしきりは低い。 床から5cmほどである。 ひよちゃんが寝室からリビングに移動しようとした時、ひよちゃんはドアからではなく壁をまたごうとした。 その時である。 ひよちゃんは仕切りに足を引っかけて転び、ひよちゃんは首から着地してしまった。 私はその瞬間を見ていた。 ひよちゃんは立ち上がらなかった。 立ち上がろうともがき羽を動かすのだが、どうにも立ち上がることができない。 すぐに近所の獣医さんにひよちゃんを持っていった。 ひよちゃんは首の骨を骨折していると獣医さんに告げられた。 間もなくして、ひよちゃんは息を引き取った。 私は泣きに泣いた。 鶏になることのなかったひよちゃん。 かわいいまま死んで行ったひよちゃん。 お祭りで買ったひよこは弱いと聞くが、友人のひよこは立派な鶏になって卵を産むようになったらしい。 ひよちゃんもあんなことがなければ立派な鶏になっただろうに。( おもちゃじゃないんだから、友達の家に持って行ったりしちゃいけなかった。 故・ひよちゃんのことを思うと、私はやっぱり動物飼う資格ないなぁ。 だからね、歌舞伎町のコマ劇横のペットショップを見ると腹が立つんです。 あんな立地に立てて、さぞ多くのキャバ嬢や風俗嬢が適当な気持ちでペットを買って行って世話をおろそかにしたのではないかと思うと、動物達がかわいそうでならない。(言う資格ないけど) 余談だけど、ひよちゃんの事で「首の骨を折る」ってことがどれ程危険なことかわかったから、 ナメック星で悟飯がリクームに首の骨を「ボキ!!」って折られた時はなんかドキっとしたな。 リクームって鳥っぽいし。 動物は大事にね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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