ロビーを入ったら、いきなり目の前に等身大の「あしたのジョー」が立っていました。

地元の町にある文星芸術大学で、今年も卒業制作展をやっていたので、連休の昼下がりにちょいと見に行ったときのこと。





どうやら、この大学の田島先生が昨年の制作展のときに完成させたアート・パフォーマンスらしい。

それにしても、なんで「あしたのジョー」が芸術大学の素材になるのかなあ？？

と、思ったら・・・そう言えば、この大学の教授があのちばてつやさんなのでした。笑

創立当時からの、この大学の目玉として、大学の正規学科としては珍しかったマンガ学科があるのです。

また、同じ学科の助教授には『花のあすか組!』の作者として知られる高口里純が地元の鹿沼出身の漫画家として加わっています。

（ＴＶ放映された実写版の「あすか組」では、あの斉藤由貴や南野陽子などがヒロインになって大人気でしたね！ちなみに、マンガに登場したセーラー服のデザインは作者の母校の宇都宮女子商業高校の制服がそのまま使われてます。そして悪役が多かった先生たちには、それぞれにそっくりな実在の先生がモデルとして存在していたのは、地元関係者には有名な話）






★ちばてつやの描いた２次元キャラクターが、見事に立体化しちゃってます。


～旅のＡＲＴこれくしょん（そのろく）←ＰＯＰでキッチュなものづくし？！

前回は、恐竜の実物大フィギュアでしたが、今回はマンガ・ヒーローの実物大フィギュア。

発見場所　栃木県宇都宮市・文星芸術大学構内

作品名　　あしたのジョー

発見日時　２００７年２月１２日　午後３時１２分

作者　　　田島弘康



★真横を向いたハロー・キティの微妙な違和感と同じで、いつもと反対の方向を向いた見慣れないジョーの横顔ですが、それなりの存在感を見せていて破綻がありません。笑


『あしたのジョー』 は、高森朝雄(梶原一騎)原作、ちばてつや画によるボクシングをテーマにした漫画です。

講談社の週刊少年マガジンに、1968年1月1日号（発売日は1967年12月15日）から1973年5月13日号にかけて連載されました。

『巨人の星』と並んで、梶原一騎のスポ根劇画の最高傑作として評価されていて、現在でも日本漫画を代表する作品の一つ。

少年マガジン連載中の社会的反響は凄まじくて、ストーリーの中でジョーのライバルである力石徹が死んだ時には寺山修司によって実際に葬儀が行われたほど。
連合赤軍のよど号ハイジャック事件では、ハイジャック犯自身が「われわれは明日のジョーである！」と声明を残したことでもとく知られています。




★うつくしさの中に、憂いを秘めたその表情の完成度は高いものです。


1970年4月1日～1971年9月29日、毎週水曜19時～19時30分、フジテレビ系放映（全79話）

主題歌「あしたのジョー」（作詞：寺山修司　作曲：八木正生　歌：尾藤イサオ）

作品タイトル・リスト

あれが野獣の眼だ!
四角いジャングルに生きろ
けものよ牙をむけ!
熱きこぶしに涙を流せ!
あしたのために－その1－
燃えろ! 左ジャブ!
狼を裁くな!
東光特等少年院
奴の名は力石徹!
赤い夕陽に吠えろ!
地獄の底で燃えろ!
燃える太陽に叫べ
宿命のリングに立て
KOゴングはまだか!
白いマットの子守唄
裏切りの落日
嵐の中に一人
悲しきリングロープ
恐怖のレバーブロー
傷だらけの勝利
栄光ある小さな勝負
まぼろしの力石徹
あばよ少年院
帰ってきたドヤ街
野良犬の掟
絶望のライセンス
明日に架ける橋
栄光への賭け
明日への挑戦
試練のプロテスト
翔けプロボクサー
輝くリングへの道
初勝利バンザイ
ボクサー志願
ガンバレ! 西
牙をむくウルフ金串
怒りの大特訓
史上最大の六回戦
勝利のトリプルクロス
白銀に誓う
力石徹の挑戦
男の世界
残酷な減量
苦闘! 力石徹
打倒! 力石へのスウェイバック
死を賭けた男
嵐の前のふたり
宿命の対決
果てしなき死闘
闘いの終わり
燃えつきた命
さらば力石徹
憎いあんちくしょう
悲しみの十点鐘
さすらいのバラード
よみがえる狼
傷ついた野獣
勝利のボディブロー
しのびよる黒い影
激闘のスパーリング
投げられたタオル
生きていた力石徹
最後の挑戦
カーロス登場
リングある限り
明日への旅立ち
小さな冒険旅行
仕組まれた八百長
牧場の子守唄
気になるあいつ
無冠の帝王カーロス
帰えれ、輝くリングへ
よみがえるクロスカウンター
今日からの出発
リングの魔術師カーロス
燃える挑戦状
男の闘い
死闘カーロス対矢吹丈
燃えろ 遠く輝ける明日よ!!

★出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』より。


アニメ作品も人気は高かったけど、放映中にストーリーが原作に追いついてしまい、矢吹丈VSカーロス・リベラ戦で終了してしまっています。
原作の魅力に加え、初めて監督格となった出崎統の先鋭的な演出で、「あしたのジョー」のアニメ化作品もその名を高めました。





★おお！モデルはなんと、作者自身でしたぁ～～～っ！びっくり。


ちば てつや（本名：千葉 徹彌、男性 1939年1月11日生まれ）は、日本を代表する漫画家のひとり、１９９９年より文星芸術大学教授。東京都出身。

代表作に『あしたのジョー』（高森朝雄=梶原一騎原作）、『あした天気になあれ』など数知れない作品があります。

略歴
幼少期は朝鮮･満州と太平洋戦争の厳しい戦局に合わせるかの様に住いを転々としていたそうです。

1956年、『復讐のせむし男』、貸本（日昭館書店）でデビュー。その後、スポーツをテーマにした漫画を得意とし、規格外れの人間が登場する作品にも牧歌的な雰囲気を漂わせています。初期には少女漫画も執筆していましたが、「ユカを呼ぶ海」「１２３と４５ロク」など、その心温まる作品たちをはるるさんも愛読してました。

少年漫画に登場する主人公の性格は乱暴な面もあるが天真爛漫で深いことは考えない。運動能力は抜群なのに、学業はお世辞にも良いとはいえないと言ったタイプが多い（ただし、原作付きの場合は別）のですが・・。この理由は作者自身がもともと温厚で、突飛で乱暴な行動を取ることができないため、自分の憧れをキャラクターに投影した結果らしいです。笑

名前の表記が平仮名なのは、当時の先輩漫画家に本名の漢字が難しすぎると指摘を受けたため。ちなみに、本名の表記は千葉徹弥だとか。

受賞歴
1962年　第3回講談社児童まんが賞 - 『1･2･3と4･5･ロク』
1976年　第7回講談社出版文化賞児童まんが部門 - 『おれは鉄兵』
1977年　第23回小学館漫画賞 - 『のたり松太郎』
1977年　第6回日本漫画家協会賞特別賞 - 『のたり松太郎』
2001年　文部科学大臣賞
2002年　紫綬褒章





高口里純（たかぐち さとすみ、女性、1957年9月30日）は、栃木県鹿沼市出身。宇都宮女子商業高校（現・宇都宮文星女子高等学校）卒。文星芸術大学マンガ専攻助教授。

1979年、「花とゆめ」（白泉社）に掲載の『赤いシャッポ』でデビュー。代表作に『花のあすか組!』『ロンタイBABY』『少年濡れやすく恋成りがたし』など。

漫画原作者、小説家、イラストレーター、作詞家としての仕事も手がけています。一時使用した同人ペンネームは「かちとみさする」。
現在、『新・花のあすか組!』、『世の中は僕らに甘い』、『ななひかり』を連載中。











★旅のＡＲＴこれくしょん 　箱詰め恐竜生体標本



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★旅のＡＲＴこれくしょん オルセー美術館の妖怪たち




ふらんす⇒そのよん～！




★旅のＡＲＴこれくしょん 空中歩行少女がゆく




世田谷美術館（東京都）⇒そのさん！！






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長野県松本市⇒そのにぃ～！




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　　　京都市⇒そのいち！！








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