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テーマ:映画から何かがはじまる(570)
カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
本日は映画と時事ネタの2本立て。
まずは、「ロスト・イン・トランスレーション」。 この映画は、カルチャーギャップについての考察というより異国におけるほのぼのとした心のふれあいドラマ、プチ・ロマンスというべきであろう。 この映画から思い起こすのは「ローマの休日」であるが、考えてみれば、この「ローマの休日」は異国の地で異国人2人が出会うドラマにもかかわらず、そのカルチャーギャップがまったく描かれていないという不思議な映画である。 それは当時、ヨーロッパに対してリーダー的立場にあったアメリカとしては当然のことであろう。 さて、今日の新聞から話題をひろってみる。 井上防災担当相が佐世保の事件に絡んで「元気な女性が多くなったのか」と述べた発言について「誤解を招いたことを遺憾に思い、発言を撤回する」と語ったと新聞記事にある。 この言葉は非常に判りにくいし、理解できない。 「誤解を招いた」とあるが、「『本来の意味』を、『誰が』どのように『誤解』した」というのか? 彼の発言を解釈すると「誤解をした」のは、彼以外の人間であるということになる。 つまり、こういうことではないか。 「私の表現が不十分で、みなさんに誤解を与えてしまった。みなさんも私の発言を誤解している。これは非常に遺憾なことであり、あの発言は取り消すが、後日、別の表現で行う」 少なくとも私はそう感じるが、みなさんはいかがでしょうか? 要するに、「誤解したのはあなたがたで、私はちっとも悪くはないよ。」と、こういうことのようだ。 うーむ、書いていて不愉快な気分。「キャシャーン」の悪口をもう一回書いた方が気持ち良かったかも。 それにしても、同じ日本でも永田町語と日常語とののトランスレーションでは、普通の人は、迷子になってしまうぞ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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バチカンのようなところなんでしょうか?
まあ 教会があるというより ドクロ寺のような気もしますが。。。 あそこは 私 が主語ではないのですね。 常に正しいという形容詞がついて 正しい私 までが 主語なんだ ! (2004年06月12日 01時38分10秒)
「元気」という言葉が聖域で、人を殺すような人に対して使って欲しくない、ということなのでしょうか。だとすると、多分に宗教的なものでしょう。しかし、今まではいじめられると自殺していたものが、悪いこととはいえ、たとえそれが間違っていたにしても、生きるために敵を殺したのだから、「元気」という用語をしたことに違和感を感じる人がいることもわかるが、それほど問題発言とも思えない。文意を把握できれば、なんら問題ない発言なのだが、「元気」という聖域にある単語を殺人者に対して使われたことが、怒りをかったのではないですかね。
別に、井上を好きなわけでも、擁護する理由もないのだけど、彼の発言を問題視する側に「元気」という言葉を聖域にしたい人たちがいたのだと思いますよ。 まぁ、「強くなった」と言い換えるとか、「いい意味でも、悪い意味でも」と付け加えるかすればよかったのかも知れないですね。「元気」にはプラスのイメージがあるので、「殺人者に対して『元気』とはけしからん、もっと悪く言うべきだ」ということなんでしょうかね。今回は、衝撃的な事件だったのでしょうか、マスコミもそれを受け取る人たちもヒステリックになっていて、些細なことで大騒ぎしますよね。 「元気になった」発言のどこが問題なのか、そういう印象だけでなく詳しく説明しているサイトやページって、寡聞にして知らないのです。 (2004年06月12日 08時57分54秒)
また、「元気になった」女性が殺人を犯してしまった、元気な子が人を殺した、ウチのこは元気であってほしい、でも、一緒にされたくない、という、多分に日本人っぽい思考のクセが出たのかもしれないですね。
もっとも、「元気」とは、身体的にも精神的にも健康である状態なので、「人を殺すことが精神的に健康であるなどとはどういうことか」ということでもあるのでしょうね。そうだとしても、「ちょっと用語がおかしい」と言えばすむことを何だか冗談のように大騒ぎしている。マスコミも少年事犯なので、思うように報道できないストレスがたまっていたのでしょうかね。 多くの日本人は、文意からではなく、光っている単語に反応したのだと思います。 (2004年06月12日 09時09分22秒)
また、「女性」と女性一般に広げてしまったのも敗因でしょうね。
「女性が元気になると人を殺すのか、ケシカラーン」と短絡する人もいるかもしれないことを考慮しなかったのも問題でしょうね。 確かに、政治家や識者、芸能人など公的な立場にいる人は、聞き手のレベルを最低であることを想定して話すべきだとは思います。馬鹿にでも分かるような話し方をデリケートな問題の場合は心がけるべきだとは思います。今回は、その配慮がなかった。聞き手の理解力を高く評価しすぎたのが問題ですね。もっと聞き手を馬鹿にして話すべきでした。すべてではないが、聞き手のほとんどはそれほど利口ではないですからね。 (2004年06月12日 09時22分12秒)
日記本文には書いていませんが、
「ロスト・イン・トランスレーション」のヒロインを演じるスカーレット・ヨハンセンは非常に魅力的です。 コケティッシュさとはかなさが同居して不思議な魅力です。 「ゴーストワールド」を見逃したのが悔やまれる! (2004年06月12日 09時50分46秒)
本当ですね。本来の意味って何だったのでしょうか。ロストイン・・・はガイジンの目から日本がどうみえるかというあたりで興味深い映画のようです。ぜひみてみたいと思います。
(2004年06月12日 15時38分11秒)
こんにちは、いつも訪問・書き込み感謝です。
私も先日この映画を見ましたので、トラックバックさせて頂きます。 永田町語と日本語の齟齬は、どうにかならないかねぇ。 毎年同じような政治家発言の繰り返し……。 永田町だけでなく、某都知事もだが……。 (2004年06月12日 17時35分05秒)
rugermanさん
>永田町だけでなく、某都知事もだが……。 ----- 某都知事は作家ですから、もっと「言葉」を大事に してもらいたいものです。 (2004年06月12日 18時04分29秒)
こんにちわ。
私なりの「ロス・トラ」の見解を書いた際に、 哲0701さんのこの日記をリンクしました。 よかったら私のHPも読んでみてください(宣伝?!) (2004年06月19日 13時13分23秒) |
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