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カテゴリ:栃木の風景
平日朝の新幹線車内はスーツ姿の人々で埋まり、会話の無い車内には走行音が響き、時折り珈琲の匂いが漂います。これが週末になると一転。カラフルな服装の人々で埋まり、おば様の笑い声や子供の泣き声が車内に響きます。時には漬物の匂いが漂うことも・・・。
栃木県には「下野三十三観音札所巡り」というものがあります。県央~県南に点在する観音様を回るもので、私は2年前にひと回りしました。塩谷町にある佐貫観音(さぬきかんのん)はその第5番札所になります。 三十三観音札所の多くには秘仏の観音様が祀られていますが、佐貫観音は鬼怒川左岸にある高さ64メートルの巨大な岩山に高さ約18メートルの「大日如来坐像」が彫り込まれています。弘法大師が一夜で彫り込んだという説もあるそうです。長年の風雪によりかなり風化しており、一見するだけでは分かりにくい観音様です。 顔の上部(赤枠で囲んだ部分)には、弘法大師の宝物が納められている奥の院があります。かつては62年に1度ご開帳されていましたが、岩の上から下ろした綱を代表者が上って奥の院へ至り宝物を取り出すという危険な儀式であったため、現在は行われていません。 (佐貫観音 茶色の四角で囲んだ部分が顔です。(右=拡大) -塩谷町佐貫 H17.8.21-) 県内には県北を中心とする「那須三十三観音札所巡り」もあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年02月17日 01時15分24秒
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