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カテゴリ:栃木の風景
ひと月半ぶりに髪を切りに行きました。栃木県民になってからずっと通っている理容室なので、特段求めずとも毎度お馴染みの髪型にしてもらえるのはありがたいものです。馴染みの床屋とバイク屋と歯医者ができると、その町は住みやすくなるように思うのですが、いかがでしょうか?
世の中には男女間の感情のもつれによる事件がしばしば起こりますが、本日ご紹介する下野市(しもつけし・旧国分寺町)の蛇骨塚には、嫉妬に狂った女性にまつわる伝説があります。 時は鎌倉時代初頭の13世紀(建保年間)のことです。嫉妬に狂った女性が夫と愛人を食い殺して大蛇と化し、村人を苦しめていました。 村人は大蛇の怒りを静めるために毎年1人、娘をいけにえに差し出していましたが、親鸞聖人(しんらんしょうにん)がこの地を訪れた際に念仏を唱えたところ、大蛇の怨念は晴れて極楽往生を遂げました。その骨を埋めた場所が蛇骨塚だそうです。 蛇骨塚のある蓮花寺(れんげじ)には上記のような説明板があったのですが、別の伝承によると、病身の妻の回復を祈って毎晩お参りをしていた夫を、愛人の許へ通っていると勘違いした妻が絶望のあまり身を投げ、それが大蛇になったとありました。 (雨に濡れる蛇骨塚 -下野市(旧国分寺町)花見ヶ岡 H18.7.5-) いい国が造られた時代の、ちょっと恐いお話しでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年02月17日 18時18分23秒
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