テント他、お試しツーリング 9月18~19日
「お盆休みツーリング」に次いで恒例になっていた「9月の連休ツーリング」は、道内各地で台風被害の復旧中なので、ウヒャウヒャと遠出するのは自粛することにした。18日朝、未だにキャンプをしたことが無い近間の洞爺湖あたりで一泊するべかと思い、雲行きの悪い中山峠を避けて、赤井川~倶知安経由で向かった仲洞爺キャンプ場は、ジャン! なんと超混雑! 駐車場脇にまでテントが並ぶ始末・・・ (ノ_ _)ノ ムリッ洞爺湖を一周してみたけど、グリンステイ洞爺以外のキャンプ場は全て寿司詰め状態。もっとも水上バイク可のキャンプ場は対象外。だとしても、近場で人気のキャンプ場に対する認識が甘かった(^^!そんな中、グリンステイ洞爺だけは通りすがりに見ただけでも、余裕があるようだった。一度は体験してみようと思っていたキャンプ場、、ではあるけれど、個人的には苫小牧のアルテンと同様に特殊なイメージがあり、つい遠慮してしまう。この日の様に、もうここしかない!という状況下でありながらも、、また今度ね・・。我ながら、おかしな話だと思うけれど、正直言って理由がよくわからない。何故なのか?ということすら深く掘り下げようとしなくなる「ナニカ」が、これら、いくつかのキャンプ場に漂っている気がするぅ・・ある種の香り、というか?、、、クンクン・・そこだけ混雑していないということは、他にも自分と同じような人がいるのか?食わず嫌いは慌てづに克服しようとは、思うけど・・とりあえず「サイロ展望台」で昼ご飯を食べ思考力を回復、、シナカッタケドwこうなれば、この辺を含めニセコ周辺を庭とするHONDA氏に電話で相談となる。ワレ:「とうや混んでダメなんでニセコ近辺で、どっかお奨めアリマッカリ?」 てなこと言ったかどうか・・H氏:「トリさんも知ってる、例の公園とか、ドスカ?」 と言われたような気がする。自分でも全く心当たりが無い訳じゃないけど、お薦めポイントが少なしとしながらも、彼の大邸宅敷地内「栗の木下プライベートキャンプ場」は、内心超お奨めらしいwいづれ押しかけようと思うwよく考えてみると、20年ほど前に家族でキャンプ場を探してニセコをウロウロした時と、同じう様な状況で、あの時に見つけた穴場が「例の公園」だったことを思い出す。すっかり忘れていた。20年も経てば、その後の口コミで利用者が増えても不思議じゃない。行ってみると案の定多くのキャンパーが訪れていたけれど、駐車場に限りがあるので、フィールドがテントで埋まる程の混雑は無く、バランスの良い作りなんだと感じた。一応、管理棟があり「清掃協力費¥300をお願いします」との貼り紙があり、はっきりした事は不明だが、どうぞお使い下さいと言わんばかりに薪まで置いてある。トイレの他にキャンプ場らしい水場もあり、キャンプ場という名が付いて無いだけ。さすがグローバルなニセコ町、観光リゾート地としての志の違いを感じる。森に囲まれた円形のグリーンフィールドの外周には舗装路がある。フィールドに四輪は侵入できないけれど、バイクは入れるので積み下ろしは楽。エンジン停止で押し歩き、外周路のみで芝に乗り入れなければ迷惑にはならないはずだ。そして、めでたくフカフカの芝の上で、新しいテントを張った。検品の為にある程度の開封はしたけれど、全体を広げるのはブッツケ本番。基本構造は古いテントと変わらないドーム型の拡張タイプなので、ロープダウンを除けば、増える手間は、ペグダウンが3点と、ポールが一本、その程度。インナーテントが完全吊り下げ式という簡単さが相殺して、設営の手間に差は感じない。同類の小型テントの中でも簡単な方じゃないかと思う。クローズしたその姿は、側面のスクリーン付き窓が独特で、珍しいデザインが目を引く。眺めていて連想してしまった「モスラ~ヤ🎵」 コレハ ワダスダケデショウカ?さっそく、期待の前室に愛用のテーブルやイスを置いて使ってみる。平面の広さは申し分ないけれど、高さがあまりないのでヘリノックスに座ると、中央付近以外には頭上に余裕が無くて窮屈に感じる。そっくり返ったりして姿勢を崩せば、その限りではないけれど作業をするとなると、この椅子では思ったほど快適ではなかった。着座をもっと低くすれば頭は楽になるけれど、足や腰が動きにくくなるだろう。加齢と共に「ヨッコラショ・・ト」が増えているから予想できる。^^!どうやら、このテントに合わせて色々検討し直す必要がありそうだ。基本的には、天気が良いのに前室に籠っていることが無いので、難題とは思わないけどw更に見通しが甘かったと感じたのは、インナーテントでの居心地(?)表記では旧テントより高さが5cm低いけれど平面の奥行が10cm広い。しかし、実際に中に入ってみると、柔らかい生地の+10cmは差を感じることが無く、むしろ高さがグッと低くなったことをモロに感じる。これは、-5cmに加えて吊り下げ構造によるマイナス面の影響が大きい様だ。写真でもハッキリ見て取れる様にインナーテントとフライシートの間隔が大きい上に、インナーテントのラウンド形状が、吊り具の部分的なテンションで多角形になっている。実際、中で足を延ばして上体を起こすと、頭が窮屈に感じる。旧テントは中にロープを張って物干にしたりできたけど、それは厳しい雰囲気だ。形状の違いもあると思うが、インナーテントが少し狭くなった気がする点は、ちと残念。天井にはインナーとフライ共に、旧テントに無かった開閉式のべンチレーションがある。そのために必要なクリアランスなのかもしれないが、あと+10cmほど高さが欲しい。ちなみに小生の身長は167cm、等身は昭和の平均的日本人型のつもりw久しぶりに使うキャプテンスタッグのアルミロールテーブルは火器専用に丁度いい。テントができたところで、バイクでニセコ駅前へ出向き「綺羅の湯」で ポッチャン!再びテントに戻ると、程なくして所沢の1VJさんがレンタルのセローで会いにきてくれた。ツーリングクラブの集まりで昆布温泉のホテルに滞在中とのことで、短い空き時間を使って、差し入れ持参での奇襲は恐縮もので、実に嬉しかった。日も暮れ、薄暗い中での初顔合わせだったけれど、すぐに話が弾んでしまう。そこへ、さらに嬉しいことにHONDA氏が、四輪にキャンプ道具持参で駆け付けてくれ、このブログ&掲示板では貴重な参加者による「偶発的闇のサプライズ会談」が実現。ほんの短い時間だったけれど、実際に三人が会えたことは、とても有り難いと感じる。残念ながら、この場は宿に戻らなければならない所沢氏を見送り、HONDA氏とオッサンが二人で、怪しく楽しく美味しいはずの晩餐開始!林道ツーリングやオフ会などで何度か遊んでもらってはいるけれど、一緒に酒を飲みキャンプするのは初めてのことで、やっと実現した喜びは大きい。そんな楽しい宴に、オッサンのオモチャを試すとなれば、さらに楽しい。アルコールストーブで好物「tori ふう手羽先の水炊き」を作り、折畳みゴトクと30gの固形燃料2個で、久しぶりに1合のご飯を炊いた。HONDA氏が持参した折畳み バーベキューコンロ は、焚火台を物色中なのでとても参考になった。持参の炭に次いで薪投入後は、星空の下で久しぶりの焚火が心地いい。嬉しいことにこの公園、街灯があるにもかかわらず明かりが灯らない。意図的にそうしているとの話も聞き、それが節電理由かどうかは知らないけど、放置の薪といい、キャンプ好きにはたまらない配慮(?)で泣ける。一夜明け、新しいテントでの目覚めは心地よかった。見上げるインナーテントの空間に、やはり少し違和感を感じるものの、この、まどろみが心地良い。まだ気持ちの切り替えなしに、まだユルリと非日常を楽しめる。朝食はバカの一つ覚えならぬ、例の「家でなんもしない男のパン食」を脱し、アルコールストーブを無理やり使う為に用意したウドン。進歩であります!(コッチノホウガ テヌキダッタw)アルミの鍋はそのまま使えそうなので、また買いそうな気がするぅwそして、気に入ったよ!アルコールストーブ!固形燃料の方は、やや火力が劣るけど、それなりの使い方で重宝するだろう。次回キャンプの機会には、ガスバーナーを持たなくても大丈夫そう。勝手にウドンをズルズルとススルその横で、仕事があるHONDA氏は早々に撤収。「またいつか遊ぼうね」と見送った。炭と薪の温もりを含め、想定外のもてなしに感謝するしだい。本日も晴天なり、気持ちいい、、あとは帰るだけ。こうなると、のんびりと撤収を楽しんでしまう。そして撤収も終わるころ、同じく「帰るだけ」の所沢のIVJ氏が来てくれた。夜のフェリーに乗るまで余裕タップリだし、滅多にない機会でもあるので、しばし連れ立って走ることになった。幹線を外れてお気に入りの農道を走り、羊蹄山のビューポイントで記念撮影。頂上が隠れて残念だけど、今回のツーリングで予定外の一時が楽しい。1VJ テネレ600の話を筆頭に、あれこれと終始話が弾む中、京極の名水公園へ。ツーリング途中で溜まった温水抜きに立ち寄ることはあっても、湧水を見ることは無い。思い返せば、以前に見物したのは30年前以上前だった気がする。当時もこんな様子だったろうか?こんな風景は記憶に残っていない(^^!ぼんやりと記憶に残っているのは、この様子だけ。昔とは、少し違う気もするけど・・30年経てば当然か・・、、、だ、そうです。すっかり観光気分に浸ってると時間はすでにお昼。名水プラザでさらに話を盛り上げつつ腹ごしらえをして、外のベンチでマッタリ・・やがて雲行きが怪しくなったので、お開きとなる。いつか、青と白の1VJテネレを並べて記念写真を撮りましょうと交わし、レンタルセローの所沢1VJ氏を見送った。短い滞在期間にも関わらず、賜わった気遣いに感謝するしだい。どうやら峠は雲の中らしいなので、海沿いの国道を小樽経由で帰宅することにした。つまらないルートだけど、二日間を反芻しつつ走るには都合が良かったのかもしれない。家を出るときにONしたGPSロガーアプリは、すでにOFF。この場どうでもいいナビは、習慣的にiphone上で空しく稼働中。頭の中では、昨日からの映像をノーカットで上映中。休むことなく淡々と走り、早めの帰宅は午後4時前。気が付けば、テント他のお試しツーリングだったことなど今朝から忘れていた気がする。旅は道具の為じゃなく、道具が旅の為にあるんだから、それでいい。道具をバイクから下し、後片づけをしながら、また反芻する。と言うより自然に浮かんできてしまう。ツーリングの後はいつもこうで、短いけど好き勝手な非日常生活は後味も良い。気持ちの切り替えはいつも日常の朝、目覚めとともにする。充分に距離がある見慣れた自宅寝室の天井、その木目がそうさせてくれる。「オーシ これでまたキャンプが楽しくなったどぉ 今度は・・」ってタクランデ楽しむのも日常だったか(爆)一週間経っても、切り替え不完全wキリカエ!キリカエ! テキパキテキパキ・・・