プラズマカッターの半自動化
マシンXと称した多機能CNCの製作は、情けない事に中断したままであります。しかし、CNCプラズマカッターとしての機能は早くほしいのが正直なところ。昨年、鉄板の切断が多い製作物の見積もりをする際、いよいよ必要に迫られ、CNCとはいかないが、直線切りと円弧切りの各専用実験機をチャチャッとを作ってあった。そして最近、別件で薄板の切断が必要な改造依頼があり、少し手を加えて使ってみた。もともと厚さ5~9mmの鉄板を想定した実験機は、PWMコントローラーでプラズマトーチの走行速度を制御可能ではあるものの、2~3mm以下の厚さに対応する速度が出ない。そこで、写真は無いけれど50cmほどの寸切りボルト&ナットを、無段変速のできる電動ドリルで回すというその場しのぎを施すと常用には不完全ながらも、そこそこ良い感触。今後、トーチの走行速度の守備範囲を広げてやれば、実験機とは言え良い戦力になりそう。(板厚 2.3mm 切断面拡大写真)プラズマカッター特有の溶融跡はあるものの、それなりに均一な面と綺麗な直線のできは、手に持ったトーチでは至難の業で、小生には不可能な結果であることは確かです。ちなみに、走行レールとなっている角パイプは、規格品を適当な長さにカットしただけ。なので、走行可能(切断可能)な距離はレールの長さに依存することになる。言い換えれば、コード類の長さが許す限り角パイプを伸ばせば、長いカットが可能。加えて、トーチを保持する走行ユニットはワンタッチで脱着できる。この2点は作業性を考慮すると、どうしても欲しかった拘りの構造なのです。以下、実験機完成時の記録動画、SS材 9mm 平鋼の切断で最適な走行速度を模索中。(少々字幕あり)100/200V兼用プラズマカッターCUT40 プラズマ切断機 ノンガス切断機 小型切断機価格:56221円(税込、送料別) (2020/11/20時点)楽天で購入