XC125 シグナス 非分解式 スタータプランジャAssy も修理
知り合いの車庫の奥に放置されていた、ヤマハのスクーター シグナス 125 ですが、引っ越しにつき処分希望とのことで、我が老輪ホームへ入居です。何年眠っていたかは不明ですが、もともとは何処からかやってきたものらしいのです。ボロボロのタイヤから見て、相当長い間まともには乗られていなかったはず。燃料注入、外部バッテリー接続、しくこくセルモーターを回して、やっと火が入るも ブスブスブス・・・そして床にガソリンが チョロチョロチョロ・・・、、、オーバーフロー。ということで、燃料系統分解ですが、タンク内部は錆び無しでオッケー。燃料コック(負圧式)はダイヤフラム及びОリングが完全に使用不能で、とりあえず常時開の処理。キャブレターはもちろん分解掃除。キャブレターのスタータは電気仕掛けで、要である部品の導通試験をしてみると、配線を動かす度に断続するので断線を疑うところですが、感触からすると内部で断線の模様。一応メーカー在庫を見ると、「プランジャスターターアセンブリ 在庫アリ ¥19,250(税込)」なんとまあ、素敵なお値段ですこと(^^!とうてい直ぐに注文する気はなれない価格なので、ダメもとでオリャ!と分解。肝心な部分が樹脂製なので、ガッチリはめ込んである接続部分も破いて分解できます。「電気式オートチョーク」というシステムで、冷間時は感温センサが外気温に応じて自動調整。始動後は通電をコントロールし、ワックスペレット(仮名、写真中、真鍮部品)が発熱して伸縮。その伸縮がベルクランクを介してキャブ側にあるスタータプランジャーを操作する。というのがメーカー側の説明文(要約)簡単に言えば、もともと開きっぱなしの燃料回路を、電気仕掛けで温度の変化応じて閉じる。ということで、電気仕掛けが壊れるとチョークしっぱなしで走れませんよ、ということですね。ちなみに、「感温センサ」なる部品は、回路図にも見当たらず、、はて?通電をコントロールするリレー内部にでもあるんでしょうかね?伸縮するペレット本体は、懐中電灯の電池のごとくケース内にポンとバネ圧で収まっているだけ。リング状の周辺電極と平面電極があり、断線ではなく酸化物による接触不良と判明。プランジャー本体との接触面を掃除して、念の為接点復活剤を塗布して通電(動作)確認。通電後、4~5分でしょうか?僅か数ミリですが、銅製部分が伸びきります。後は、裂いたケースを何とかすれば宜しいようで・・こんなふうにして、こんふうにもして、こうしてブーツを被せれば、出来上がり(^^)vフューエルコックも在庫アリ、内部部品の展開なしなので、仕方なくアセンブリ交換。結果的に、エンジンは元気に生き返りまして、駆動系も問題なさそう、電気系統も不具合無し。完全復活の見度が立ったところで、ボロボロのタイヤを交換。材質の劣化が考えられる駆動ベルトも念のため交換。プラグやオイル類、バッテリー交換、その他諸々整備して出来上がり。おまけに余り物のトップケースをボルトオン。登録を済ませて、いざ! いつもの丘へ、ブルルル~!久しぶりの小排気量車ですが、なんでしょうねぇ? なかなか心地よいじゃぁ、ありませんか^^ニーグリップできない乗車感が物凄く不安で、ちと怖いケド(^^!でも、その点を除けば、けっこう嫌いじゃないんですスクーター。なにせライダー復活時、その前兆としてヤマハ トレーシー125が絡んでますしね。気を良くして、ヘルメット一個分ケースから、以前テネレに使った大きいケースに交換。いっぱい入りますwこうなると勢いづいて、ウインドスクリーンの大サービス!NV750 にも使った、運賃込み¥2,500 ほどのスクーター用で、これもお気に入り商品です。どうしたんでしょうね? なんだかけっこう、妄想が膨らみます。フロントバスケット、、いや、キャリアの方がいいか?荷物を沢山積めそうな気がしてきたりして、なかなか楽しいかも?です。風防付けてから、まだ走ってませんけどw薪積んで、テント積んで、イイカモシンナイデスネw