『恋する男』
完璧なLoveSongの歌詞を一つ挙げよ!!と、もし神様がお尋ねになられたらこの詩を紹介してみたい。巷間でよく流れてくる曲の詩に登場する男女に比して、この曲に登場する男女は何らかの障害や困難な事象を超えて愛し合う姿を感じ取ってしまう。困難な事象とは客観的な事象ではなく、主観的な事象。つまり恋する二人にしか分らない事象だ。あるいは二人にすら分らない事象もありえると考えている。ワケも無くすれ違い、愛する女をいつの間にか失いかけてしまうときが男にはある。ナンデデショウネ・・・・曲中に登場する『もう二度と君を泣かせない』『初めてのことじゃないけれど』『偽ることができない』この詩に、改めて感激している。愛する女にこれほど自分を曝け出してストレートに恋を打ち明けることはなかなかできないもの。先日、愛する女性とすれ違いが続き、そんなことをしたいわけではないのに随分と傷つけてしまい、すれ違いの幅が大きくなり修復不可能寸前まで追い詰めてしまった。心をくたびれさせてしまった。言葉をかけた。ワンセンテンスの言葉。頭で考えた言葉ではなく、自然に口から出てきた言葉。そんな言葉にお互いのすれ違いしているときのザワツいた感情が洗い流されたのだと感じている。『恋する男』は、自然と口から出てきた言葉で綴られているのであろう。とても深い深い詩だ。