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カテゴリ:本&DVD&CD
 「ジャポネース・ガランチード」という言葉をご存知でしょうか?

「信頼できる日本人」という意味のポルトガル語です。

ブラジルでは、私たち日本人の事をこう呼ぶのだそうです。

また、案外知られていない事ですが、ブラジルは、日本の次に日本人の多い国でもあります。

この本の中にこんなエピソードがあります。

1975年当時、りんごは国内生産量ゼロ、その全てをアルゼンチンからの輸入に頼っていたブラジルで、りんご栽培をゼロからスタートした頃のお話です。

JICAを通じて日本から後澤憲志農学博士を招聘、サン・ジョアキンという標高1400mに位置する石の山が入植地として選ばれました。

その後澤博士の言葉は、次のようなものだったといいます。

ここから引用・・・・・・・・・・・・

「石は動かそうと思えば動く。しかし気候は動かない。だから石を動かすしかない。」

りんごを育てるのに良い気候はここしかない。いくら辛くても、この石を動かすしか道はない。この後澤先生の言葉は、どの人も納得せざるを得ない言葉でした。

そして35年たって、あの石の山が年間3万5000トンのりんごを生み出す山になっているのですから、後澤先生を神様と呼ぶのも無理はありません。

そして、後澤先生に導かれて一心に努力した日本人たちを、地元のブラジルの人は「果物の神様」と呼ぶのです。

・・・・・・・・・・ここまで引用

今、ブラジルは、りんごの輸出国です。

2000年には生産量100万トンを越えました。

ですが、元々は、一つまた一つと石を取り除くことから始まったのです。

この本の中には、そんな日本人のエピソードがぎっしり詰まっています。

なにかと暗いニュースの多い昨今ですが、地球の裏側で、頑張ってきた、また今も頑張っている日本人が沢山いることが、とてもよくわかる本です。

そして、日本人であることがなんだか嬉しくなる、そんな本でもあります。

こちらは前著「ブラジル百年にみる日本人の力」



どちらも冬の夜長にお勧めの一冊です♪












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最終更新日  2010年01月14日 22時39分19秒
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