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カテゴリ:国力とお金
●4月29日、5月5日の中国メディアの報道を紹介する。・・・と いすれも中国の製造業の衰退と、生き残る道はあるのか? ・・と言う報道だ。 ●公式報道では中国の高度成長は終わり、新常態とか言われる質を伴った成長を目指す・・と言うのが現政府の方針と思われている。 ●しかしそれでも7%前後の成長が見込まれると言うが、現実の鉄道貨物輸送量は2012年を境に、前年比マイナス0.9% 13年は同0.9%減、14年は、同7%減と言う実態がある。何しろ李首相が自国の統計が信用できず、この鉄道貨物輸送量統計や銀行融資など参考に、政策を決める・・と言うのだから、一体GDP統計は実需に伴ったものか、常に疑問視されている。また2010年から13年にかけ、工業製品製造の民間企業数は、なんと26%も減っているのだ。今後も倒産件数が増えることが予想されてるのだ。 ●米コンサルティングのボストンコンサルティングでは、中国の労働コストは、既に米国・台湾・韓国と同程度にあるという分析だ。中国経済の発展状況が、全体として未だ途上国水準なのに、ひとり同コストのみが高騰したのが、衰退の原因だという。 ●中国製造業は広東省で受託製造をスタートとするのが多く、7ー8年前では、午後9時になっても灯りがついている工場が多かった。・・・が現在9時にはほとんど消灯しているらしい。工場賃料も1平米約270~290円だったものが、173円程度に落下して、ほとんど需要が失せている様子が推察できる。 ●インドネシア・インド・タイ・ベトナムは中国より3ー4割も人件費が低く、中国国内の製造業は、我々日本人が思ってる以上に、まさに存続の崖っぷちにあるようだ。 ●生産設備の過剰は、すでに報道されるように稼働率が70%前後なのに、様々な理由でどうやら実需を超えて生産のみ進む、いびつな経済構造・過剰生産がGDPの伸びを支えてるようだね?自由経済社会ではあまり見られない、すぐさま調整される話だろう。 ●今日、中国当局は政策金利を引き下げた。中国がアジアインフラ投資銀行を急ぐ理由は、ほとんどこの中国経済の崖っぷちを反映しているのだ。日米が当面参加しないことに対して、日本人は64%くらいだったか賛成している。賢明な意思判断だね! ●GDPが日本の倍くらいになったものの、中国の経済は多くの問題が日本以上に山積している。日本は自国の経済改善に粛々取り組み、あまり中国に振り回されること無い工夫が必要だね。
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最終更新日
2015.05.11 18:15:20
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