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2009.06.26
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カテゴリ:金融資産運用
独学 3級FP技能士 試験 解説 中野克彦 なかじまともみ
金融資産運用(学科)

(11) 日本のGDP(国内総生産)の支出側の項目のうち,最も大きな割合
   を占めるのは,民間最終消費支出である。




中野克彦
 解説者:中野 克彦

    (経営コンサルタント、CFP(R)、1級FP技能士)




(11) 正解:○ 【GDP(国内総生産)】


日本のGDPの支出側で、最も大きな割合を占めているのは民間最終消費支出です。

【過去の出題】
2008年5月3級学科試験 (11)「GDP(国内総生産)」
2007年9月3級実技試験 (4) GDP(国内総生産)


GDPもいよいよその詳細まで出題されるようになってきました。2級に片足を踏み入れた印象です。

GDPのうち民間最終消費支出はおよそ60%程度を占めており、一番大きな影響を与えています。つまり私たちの個人消費が、日本のGDPを大きく左右していることが分かります。私たちが支出を抑制すると、GDPの縮小するというわけです。

一方、企業の需要は、民間企業設備といって、およそGDPの15%を占めます。民間最終消費支出に比べるとブレ幅が大きいのがその特徴です。


GDPについては、基本的な事項もしっかりと押さえておく必要があります。下記に整理しておきましたので、知識の確認をしてみてください。


<GDP(国内総生産)>

GDPは、1年間に作り出される商品・サービスの付加価値の総額をいいます。
「付加価値の総額」というのが少し理解しにくいと思うので、次の例を用いて説明していきます。

日本国内の産業が、「小麦農家」「製粉業者」「製パン会社」の3者のみだったとします。それぞれの取引は下記の通りだったとき、



      付加価値20円
     ┌──────┐
小麦農家 │ 小麦20円 │
     └──────┤
            │付加価値20円
     ┌──────┴──────┐
製粉業者 │ 小麦粉40円       │
     └─────────────┤
                   │    付加価値40円
     ┌─────────────┴───────────────┐
製パン業者│ パン 80円                       │
     └─────────────────────────────┘
                                   
      ←────────────────────────────→
               付加価値の合計 80円



小麦農家は20円分の小麦を生産し、製粉業者に販売します。製粉業者は、その小麦を原料にして小麦粉を生産し、そのすべてを製パン業者に販売します。つまり製粉業者は40円のものを販売しましたが、20円の小麦を購入しているので、その付加価値は20円ということになります。製パン会社も同様に考えると、その付加価値は40円ということが分かります。
この例の場合、付加価値の合計は20円+20円+40円=80円となり、最終的な産出額であるパンの価格80円と等しい金額になります。

このようにしてすべての商品・サービスの付加価値の総額がGDPになります。



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Last updated  2009.06.26 02:43:49



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