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Aug 5, 2007
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モンスターペアレントの例を挙げだすと、身近な範囲でも強烈な事件がけっこうあります。
「いちゃもん研究」で有名になられた小野田正利教授は、
「通学路に猫の死体があるから処理しに来いという電話」
が学校にかかってくることなど、保護者の理不尽要求について詳しく調べられています。要求の内容が衝撃的であることもあって、最近はTV等マスコミで取り上げられることも多いです。
マスコミに学校の大変さを報道させただけでもすごいと思います。公務員バッシングで教師叩きキャンペーンがはられているような中で、これだけ影響力を持ってご発言されていることには、教員一同、拍手していると思います。

ただし、小野田教授本人は、ただ単に衝撃的な内容を伝えたいのが真意ではなく、学校と親の信頼・協同関係の回復についてを訴えられたいようです。マスコミの伝え方には心外な部分もおありのようで、「モンスターペアレント」というネーミングにも疑問をもたれています。


さて、このブログでは8月中、モンスターペアレントについても取り上げていきたいとは思っていますが、同時に、

「プチモンスターペアレント」

も、扱っていきたいと思っています。私たちが教育現場で苦しんでいるのは強烈な1人や2人の親だけが原因ではありません。全体的な地盤沈下(=家庭の教育力の劣化)が起こる中で、子供たちは「自己中心的」で「我慢ができなく」なってきています。家庭の教育力がそれぞれ1・2歩後退しただけで、35人学級ではのべ35~70歩の後退が起こってしまいます。
「とんでもない保護者」のケースに目を奪われてしまうのは問題があると思うのです。最近テレビなどで報道されるとんでもないケースを見て、「なんて馬鹿な親が多いんだろう。モンスターペアレントねえ。」と、驚いている当人が、けっこう「プチモンスターペアレント」である場合は珍しくありません。私自身も「プチモンスターペアレント」の一人かも知れません。
「通学路に猫の死体があるから処理しにこい」という苦情は、驚くべきケースですし、それと同様のレベルのとんでもないケースは確実に増えてきています。そのようなケースを詳細に研究する必要がある一方で、一人一人の親が日々のなんでもないひとつひとつの「子育てケース」を丁寧に、大事に研究していく必要もあるのではないかと思います。

ケース【1】
「熱があるのでプールを休みます」
夏なので、夏ネタで。私は水泳指導にはけっこう自身があります。そんなにガッついて指導しているのではなく、のんびりと、何回もけ伸びをさせて、水の抵抗を感じないようにしてあげれば、あっという間に泳げるようになります。4年生以上の子供なら5日間あれば、9割方、25mを泳がせることができます。子供といっしょに壁を乗り越えるのは教師としてとても楽しい活動です。泳げない子供の多くは、親とプールで楽しく遊んだ経験に乏しく、こちらが一緒に付き合ってあげることで、喜びを分かち合うことができ、信頼関係を築くことができます。
私は懇談で上記の主旨を親に伝え、「是非プールに参加して下さい」と、お願いをします。たいていの親は、「はい、お願いします」と答えて下さいます。そして、そのうちの3割が、たいてい、裏切ります。
子供の、「プール、やだ!」の抵抗に、簡単に負けてしまうのです。連絡帳に、「熱があるのでプールを休みます」と書いてしまうのです。保健室に連れて行くと36.5℃。完全に仮病です。水着は持ってきていないので、「次はがんばろうね!」と励まします。が、次のプールの時間には、「おなかの調子が悪いので・・・」・・・がっかりです。

対処
この手の保護者の心理的背景には、「子供と自分の同一視」があります。子供が嫌がることをするのは、させられるのは、何だか自分が傷つくような気がする。というような心理が働くようです。家で子供がプールがあることがイヤで、半べそを書き出すと自分も同じようにつらくなってくる。
大丈夫です(笑)。子供には柔軟な対応能力があり、親よりずっと強いです。少々の障害は子供を強くする薬だと思って、「かわいい子には旅をさせ」て下さい。もし、子供の「ぐずり」が手に負えないのなら、連絡帳に「おなかの調子が悪いので・・・」とは書かずに「熱が・・・」と書いた後、電話で教師に相談してください。保護者の方には事前に学校に水着を持ってきていただいておいて、子供が「熱が・・・」といっても、「朝はあったけど、今は、36.5℃だよね。水遊びぐらいから始めよっか。」とかなんとか、うまく懐柔してプールに入れます(笑)。入ってしまえば、こっちのものです。






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Last updated  Aug 5, 2007 09:15:06 AM
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