秋山巌の小さな美術館 ギャラリーMami の町田珠実です。
今日は、夫の新しい義足ソケットのお話しです。
日本初のNU-FlexSIV ソケットセミナーが、今年2017年8月25日〜27日に、提唱者のノースウェスタン大学のステファニア・ファトネ先生(Stefania Fatone,PhD,(Hons)と、ライアン・カルドウェル先生(Ryan Caldwell,CP/L)のお二人を呼んで開催され、ようやく日本でも製作、臨床が始まりました。
セミナーの様子はFBのアルバムでどうぞ⇒NU-FlexSIV ソケットセミナー
昨年(2016年)11月から、試作のチェックソケットで1年履き続け、ようやく出来ました。
座骨にあたらないのが1番助かるのです。
やわらかい素材が嬉しい。
今回初めて使用するハーモニーシステム。
ハーモニーE2という電動ポンプ。
新しいソケットになるたびに、調整が大変なのですが、ライナー、ソケット、ハーモニーシステムと、初めてだらけの今回は、かなり厳しい結果となりました。
ハーモニーシステムが機能しない、吸引しない(どこかで空気が漏れている)という状態になってしまったので、再挑戦となりそうです。
吸引出来なければ、この義足は履けないので、予備の義足を履くしかありません。
座骨にあたらない、NU-FlexSIVソケットののチェックソケットで1年過ごしたので、予備の義足はかなり痛くなっています。
キズや、義足の不具合で、義足が履けないという事は、仕事が出来ない(会社に行けない)という事になるので、生活に直結します。
車いす対応が出来ていない職場なので、松葉杖で行った事もあるのですが、かなり支障が出る上、私もがっつり送り迎えしなければならなくなります。
昨日取りに行って、今日も一日何とか出来ないか格闘した夫。障がいは、不幸ではないけれど、かなり不便です。この経験値が他の大腿義足ユーザーの役にも立つであろう事を願って、乗り越えます!!