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カテゴリ:書籍と雑誌
大昔のアイドルで事情により私がちょっとドキドキしてしまう人は南沙織さんです。
♪妹か恋人か友達になりたいの♪ なんていう歌を「ヤング・ギター」かなんかで見て、独りでギター弾きながら歌って頬を染めたりしてました。 当時は歌謡曲を聴かなかったはずなのに、ちゃんと歌えたりします。 ラジオから流れてくるんで覚えたのかな。 AMの深夜放送で育っちゃったんで、当時スポットをガンガン流された曲は身体に滲み込んでしまってます。 同じ時期のアイドル歌手にアグネス・チャンさんがいまして、歌はこちらの方が好きだったかもしれません。 アグネス・チャンと加藤茶は、敬称と名前が混じって不思議ね。 幻泉館地方はお茶どころだったりするので、お茶農家が販売もしていたりします。 加藤さんも多いので、加藤茶園といったような看板をよく見かけます。 アグネス・チャンさん、敬称困ります。 > アグネスさん。 > アグネスちゃん。 > チャンさん。 > チャンちゃん♪ 他人様の名前で遊んではいけませんね。 ああ、80年代に流行った遊びに、苗字と名前の頭文字(本当は最初の一音)を入れ替えるというのがありました。 > マイケル・ジャクソン→ジャイケル・マクソン これは最初は誰かが本当に間違えて言ったのがおかしかったんだろうね。 70年代に私が一度本当に間違えて言って恥をかいたやつ。 > ジャニス・ジョプリン→ジョニス・ジャプリン 頭悪いっす。 これをわざとやると、結構すごいのができます。 > 森末慎二 [もりすえ しんじ]→[しりすえ もんじ] > 松平健 [まつだいら けん]→[けつだいら まん] もう落ちがついてしまったのですが、せっかくだから枕元に散乱した本の背をランダムに攻撃してみます。(寝床で書いてる。) > ナンシー関 [なんしー せき]→[せんしー なき] > 相米慎二 [そうまい しんじ]→[しうまい そんじ] > 与謝野晶子 [よさの あきこ]→[あさの よきこ] > 山形浩生 [やまがた ひろお]→[ひまがた やろお] > つげ義春 [つげ よしはる]→[よげ つしはる] > つげ忠男 [つげ ただお]→[たげ つだお] 懐かしいハナモゲラ・ワールドですね。 兄弟の縁も、一気に切れてしまいます。 つげ春男というひとがいたら大変です。 > [つげ はるお]→[はげ つるお] あまりにも悲しい。 目的意識を喪失しておりました。 「猫に未来はない」 本筋に戻ります。 そうそう、アグネス(敬称略)。 「白い靴下は似合わない」なんて曲は、胸がキュンとしました。 これは荒井由実さんの曲です。 アグネスが二十歳になった記念曲なんですね。 だからラジオに出てきて、歌詞の内容を本当に自分のこととして語っていました。 聞いたのは林美雄さんの番組かな。 「100万人のジャバウォーキー」なんてのもブッとんでておもしろい曲だと思いました。 世間的にはアグネスと言えば、「ひなげしの花」です。 すっとんきょうな声で ♪おっかのうえ ひっなげっしのは~な~で~♪ ですね。 これが以前から不思議だったのです。 ひなげしの花でどうやって占うんだろう。 やっぱり花弁をちぎるのでしょうか? ヒナゲシって、花弁が4枚ぐらいしかないんじゃないかしら。 ぱっと見て、 ♪来る 来ない 帰らない 帰る♪ 占うもなにも、最初からわかってます。 口ではヒナゲシと言いながら、みんなヒナギクの花かなんかを頭に思い描いていたのではないでしょうか? 私だけ? それとも、他の占い方をするのでしょうか? ヒナゲシを毎度お馴染み「広辞苑」で引いてみます。 > ひな‐げし【雛罌粟】 > ケシ科の一年草。西アジア原産。 > 高さ60センチメ-トル、全株に粗毛を密生。 > 葉は羽状に深裂。 > 5月頃、皺しぼのある薄い4弁の花を開き、花色は紅・桃・白・絞りなど。 > 花壇用。 > 麻酔物質を含まない。 > 美人草。漢名、虞美人草・麗春花。ポピー。 そうそう、虞美人草なんですよね。 漢の国との戦いに敗れた楚の国の項羽は自決し、これを追って項羽の寵姫虞美人も殉死しました。 その虞美人の魂がケシの花に化したと伝えられているのですね。 ヒナゲシはケシと違ってアルカロイドを含んでいないので、栽培は自由です。 さて、この「雛罌粟(ひなげし)」です。 なんかいやらし~い雰囲気に満ち満ちているので、私は渡辺淳一さんの著書を読んだことがありません。 ありませんのですが、気になっているタイトルがありまして、それが『君も雛罌粟 われも雛罌粟』、副題が「与謝野鉄幹・晶子夫妻の生涯」です。 この本の場合は「ヒナゲシ」ではなく、「コクリコ」とルビを振っています。 「coquelicot」ですね。 > あぢきなきわが生立に似る如く似ざるが如き雛罌粟の花 与謝野晶子さんは雛罌粟が好きだったのですね。 渡辺淳一さんの小説(?)の題になっているのは、初夏のパリで鉄幹と楽しい一時を過ごした時の歌。 > ああ皐月仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟われも雛罌粟 前者の雛罌粟とはだいぶ雰囲気が違う、明るいものとして歌われています。 もちろん何も見ないで書いているのではありません。 少し前に買ったんですわ、『みだれ髪』。 三年ほど前に新潮文庫から出た版で、1901年に出た初版の体裁を模して編集しているのが、なかなかいい感じです。 なおかつ、松平盟子さんによる新しい「訳と観賞」「評伝『みだれ髪』燦々」が100ページ以上付いていまして、とても読みやすくなっています。 これで400円は安い! 絶対にお買い得なので、お薦めです。 お薦めですが、与謝野晶子さんの歌には圧倒されました。 いやまあ、すごいもんですね。 読んでる私が女性ではないので、途中からその堂々たるfeminineぶりに満腹してしまいました。 そこへ解説に出てくる鉄幹さんの益荒男ぶりなど読むと、ほっとしてしまいます。 > 韓山に、秋風立つや、太刀なでて > われ思ふこと、無きにしもあらず。 実にさわやかです。 そして、とてつもなく恐いです。 己の内の大陸浪人的ロマンがくすぐられるんだよなあ。 恐い、恐い。 小泉政権成立時に私が吐いた名言迷言。 「ファシズムはさわやかに登場する」 当時は小泉ファンだったエムタ君(仮名♂二十代)が一発でスネてしまいました。 東京に暮らしていたころ、お茶の水駅から線路沿いに歩いていて国会議員の与謝野馨さんのお宅を見つけて、「これが鉄幹と晶子の孫の家か~」と感動した覚えがあります。 別に感動することでもないっすけどね。 晶子&鉄幹の子、11人兄弟の次男が与謝野秀(しげる)さんで、外務官僚だったそうです。 その息子さんが自民党の与謝野馨さん。 有名どころを並べて、今日はこれまで。 > その子二十櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな > やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君 > 春みじかし何に不滅の命ぞとちからある乳を手にさぐらせぬ > 道を云はず後を思はず名を問はずここに恋ひ恋ふ君と我と見る > 啄木が嘘を云ふとき春かぜに吹かるゝ如くおもひしもわれ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんばんは!
アグネスの「ひなげしの花」、私いまだにレコード持ってます。 当時はなぜかファンクラブにも入ってました。(笑) コクリコ、フランス語でポピーのことですよね。 ヨーロッパではポピーは殺されたものの血から生える といわれているそうですよ。 ノルマンディーの野原を埋めつくす真っ赤なポピーを見て、 その昔、そこに倒れて血を流して 死んでいった戦士たちを思い出すという人もいます。 どうも花占いをするのには適当な花ではないみたいよね? しかも花弁が4枚じゃ‥‥‥ 愛してる、愛してない、愛してる、愛してない?????? なんでっっっ! (2003.10.18 00:33:45)
うるとびーずさん、こんばんは♪
>ヨーロッパではポピーは殺されたものの血から生えるといわれているそうですよ。 やはり見た目が不吉ですよね。 「虞美人草」の由来と似てる。 西アジア原産ということなので、東西に広まっていって、似たような印象を与えたということでしょうか。 やっぱり花占いは「愛してない」「来ない」からは始めないのかしら。 (2003.10.18 00:42:44)
はじめまして
アグネスちゃんの 「居眠りしたのねいつか~ 小川のせせらぎ聞いて~ リンゴの花を枕に 今、目が覚めた~♪」 この歌も大好きです。 ひなげしって虞美人草なんですか。 勉強になりました、ありがとうございました。 (2003.10.18 01:03:03)
日本のTVに初登場!!
と、おおきなテロップ付きで、土居まさるの司会していた「TVジョッキー」に、アグネスが生出演したときのこと、何故か覚えてます。 (例の、白いギターをくれる番組) この歌の歌詞は半分以上、聞き取れず意味不明でしたけど、かわいらしかったのは確か。笑 (2003.10.18 07:59:32)
☆ アグネスは山ほどあって、自分のHPでもどの曲から始めようかという感じです。
☆ 例えば「ポケットいっぱいの秘密」は、作詞家 松本隆を(経済的に)確立した作品であるとともに、ティン・パン・アレーの存在を「小うるさい音楽ファン」の外に知らしめた作品だったり、 ☆ 一時休業直前に、唯一のグラヴィアを発表し「さらしを巻いていた」事実を証明したり(あのWPBはオークションにかければ相当なプライスカードが付きそう) ☆ 休業中は林さんのパックに電話出演したり(その時林アナが「肉体の音を聞かせて」(←ほっぺたとか手とかを叩いて音を出してという意味だったらしいが、勘違いして萌えた若者も少なくなかった?)という迷言があったりして) ☆ まあ、いろいろありました。「私のアイドル」(♪チューリップの曲名)としてのアグネスは「アゲイン」までかなあ~(^o^)。 (2003.10.18 08:43:46)
>日本のTVに初登場!!
「TVジョッキー」生出演が初登場! それは存じませなんだ。 この番組は見てなかったはずなのに、白いギターをくれるところは知っているのはなぜなんでしょう。 (2003.10.18 11:11:28)
★★ろっこ6819さん
>アグネスちゃんの 「居眠りしたのねいつか~ 小川のせせらぎ聞いて~ リンゴの花を枕に 今、目が覚めた~♪」 >この歌も大好きです。 私もこの歌大好きです。 で、ごめんなさい。 枕にしたのは確か「レンゲの花」じゃなかったっけ? (2003.10.18 11:23:10)
>☆ アグネスは山ほどあって
ああ、忘れていたことをいろいろ思い出しました。 「さらしを巻いていた」 「肉体の音を聞かせて」 は初耳でございます。 ありがとうございました。 (2003.10.18 11:28:31)
今、レコードかCDがあるはずと探したのですが、見つからず。
どこ行っちゃったかなあ。 はあ、一日の仕事が終わった感じです。 「レンゲの花」のような気がしますね。 (2003.10.18 11:50:31)
はじめまして
うるとびさんの日記からたどり着きました。 雑草にすぎない ひなげし(コクリコ)には、与謝野晶子の歌で特別の思い入れがあります。 幻泉館掲示板が興味ふかいので、またお邪魔します。 ではまた。 (2003.10.18 13:19:59)
こんばんは。
南沙織、私は「色づく街」が結構好きです。 何年か前に、復活して紅白で歌っていた記憶がありますが。 アグネス・チャンは、VS林真理子・中野翠の「アグネス論争」の印象が強いですね(本題からそれちゃう話題ですみません)。 (2003.10.18 22:25:59)
かま玉うどんさん、こんばんは。
南沙織さんが激写先生と結婚した時はショックでした。 『GORO』のグラビアは75年ごろだったでしょうか。 ああ、あの時に……などと寂しかったです。 アグネス論争は、「いいかげんにしてよ、アグネス」って、その言い方が下品な感じがして嫌でした。 論争の経緯に関して、私はまったく記憶しておりませんが、何か実りはあったのでしょうか。 (2003.10.18 23:07:36)
そういえば田舎の新聞の投書欄に与謝野晶子の
有名な君死にたまうことなかれ(タイトル忘れた) の詩は反戦詩ではないと力説している人がいたなあ などと思いながら読んでました。(その話を投書 した人は某教科書の採択運動をしている人だった。) 与謝野馨はまた出馬しますね。今回はどうだろう? 私はそれより同じ選挙区から出馬する又吉さんの方が 気になります。それでは。 (2003.10.18 23:58:30)
与謝野晶子「君死にたまふことなかれ」は、非国民だという非難に対して本人が毅然と反論しているはずです。
はっきり「近ごろのようにやたら愛国心を言いたて、戦場で死ぬことは良いこととするような風潮のほうが危険ではないですか」と言っているはずです。 明快な言葉で歌う晶子がこのように思って歌った詩を「反戦」と読み取れないのは、その方の読み方に問題があるのでしょう。 投書はまさに「為にする行為」だったんでしょうね。 (2003.10.19 00:40:56)
おはようございます。
南沙織ってアルバムで聴いてもヒット曲が多いんですね。先日2枚組みのベスト聴いてて知っている曲が多いのに我ながらびっくりしてしまいました。激写の写真のジャケットアルバムです。けっこう胸がはだけていてドキドキもんです。 あの清潔な長い黒髪。アイドルと呼べるのに確かな存在感ありました。だいぶ前に紅白でも復活して歌ってました。その時鮮度がいいのでびっくりした記憶があります。ダンナとうまくいってるんでしょうね。 歌がどんどんうまくなっていたのも、南沙織を聴き続けて行った理由かも知れません。 (2003.10.19 07:32:58)
南沙織・・・
初めて買ったレコードです 今でも流れてくる歌声を聴くと ドキッとします おこづかいためたら ベスト2枚組みCDを買いたいです ひなげしの花はひなぎくと間違えいてました 20数年の歳月を経て 初めて気づきました ありがとうございます もりすえしんじ と まつだいらけん には 笑わせてもらいました タモリも それですかね 与謝野なにがしさんは 今 選挙に向けての会合で 「鉄幹と晶子は貧乏でした・・・」などと話して ウケを狙っているそうです 私が知りたいと漠然と思っている 知らないことを教えてくれそうで・・・ すみません リンクさせてください (2003.10.19 19:53:40)
らいばあさんさん、初めまして♪
敬称を付けるのはアグネス・チャンちゃん的で難しいものがありますね。 タモリさんの場合は、ジャズの影響だと思われます。 大学でジャズ研にいらしたそうで、バンドマンが使うスラングの要領ですね。 ジャズが「ズージャ」、モダンが「ダンモ」と、微妙にひっくり返してあるわけです。 「しりすえ・もんじ」型だと、 「もりた・かずよし」→「かりた・もずよし」 となります。 私もしつこいですね。 (2003.10.19 20:15:27) |