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bunakishike

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2014年12月13日
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カテゴリ:映画

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フィリップ・シーモア・ホフマンの最後の主演作品を見る。
もしかしたら混雑しているのかとお持ったら、小さな容れ物なのに、最後尾の2列が満員で後はちらほら。
彼の認知度はこんなものかと思って少しがっかりした。
個人的に好きな俳優で麻薬で早逝するとは思っていなかった。
それが悔しい。
映画はジョン・ル・カレ原作のミステリー。
ドイツのハンブルクを舞台としたドイツの諜報機関とCIAのせめぎ合いを描いている。
ただし、ドイツの諜報機関には表に出ない局がある。
それが、ギュンター・バハマン率いるテロ対策チームだ。
結局は3つの勢力の争いになる。
バッハマンが長年調査していたテロ組織へ資金を提供している人物を突き止める。
その人物は、慈善団体を主宰している。
テロ組織へ資金を提供している証拠をつかむため、たまたまチェチェン人青年(グリゴリー・ドブリギン)の密入国を知る。
この青年がイスラムのテロリストだと疑う諜報機関の上層部を説得し、この青年を泳がせて大物を釣ろうとする。
この青年は亡き父の莫大な遺産を相続をしていて、お金はいらないという。
バッハマンは一計を案じ、この青年のお金を件の慈善団体に寄付して、テロ組織への資金流出の証拠を得ようとするが。。。。
 私の嫌いなレイチェル・マクアダムスが左巻きの弁護士アナベル・リヒターを演じているが、悪くなかった。
ただし、ジーンズを穿いたヒップがでかくて、あまり見たくなかった。
ホフマンの演じるギュンター・バッハマンは心の優しい男で、部下の面倒見も良く、シンパシーを感じる演技だった。
彼の弱さは、優しすぎることで、結局はそれがあだになってしまう。
遺作にふさわしいというか、もっと彼の映画を見たかったと思うことしきりだった。
最後はギュンターの無念さが、自分のことのように心にグサッときたような気がした。
普段目にすることのないスパイの世界の裏切りと厳しさを垣間見たような気がした。
こういう映画を見ると、スパイ防止法も作れない日本の現状が、なんとも情けなく思ってしまう。
キャストではウィリアム・デフォー演ずる銀行家トーマス・ブルーはアメリカ人ながらドイツ人的な風貌と固い雰囲気がぴったりだった。
ドイツへの亡命を希望し、トラブルのもととなるイッサ・カルポフ(グレゴリー・ドブリギン)はチェチェン人とロシア人との間に生まれた青年役としてぴったりで、寡黙なところがとても良かった。
ギュンターの同僚イルナ・フライ(ニーナ・ホス)はドイツ女性らしく、諜報機関の一員として意思の固い女性を演じていて見事。
テロ組織を支援しているファイサル・アブドゥラ博士(ホマユン・エルシャディ)の重厚な演技も見ものだ。
こういうインテリジェンスに満ちた役をイスラエルの俳優が演るとぴったりくることが多いのは、気のせいだろうか。


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Last updated  2014年12月13日 18時56分11秒
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