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テーマ:珈琲について貴方が思う事(78)
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『ガラスの球体』とコーヒー。 見たことありませんか。 それはサイフォン(サイホン)と呼ばれています。 こちらで『サイフォン(サイホン)』の話題が出たので、説明しようと思います。 サイフォン(サイホン)とは、こんなものです。 見たことありますか? 写真の古さはほっといて下さいね(笑) 使用する器具として、サイフォン用具(フラスコ、フィルター、ロート、スタンド、アルコールランプ)ヘラ、メジャースプーン 湯の温度が機械的に管理できるので、同じ味を出すのに好都合です。 お店などでも、マニュアル(コーヒーの粉の量、攪拌、お湯との接触時間)を作れば誰にでも簡単に抽出できます。 コーヒー豆の挽き方は、中挽き、中細挽きがいいでしょう。 作業の流れとしては、 1:下のフラスコの湯が沸騰(沸騰しはじめ、泡が出はじめた時)してから、コーヒーの粉の入ったロートを差し込みます。 ロートをフラスコに差込むと、フラスコ内の沸騰したお湯は、気化した水蒸気とフラスコ内の膨張した空気の圧力により、管を通って上部のロートに上昇します。 2:ロートの中のコーヒーの粉とお湯がよく混じり合うように、ヘラまたはスプーンでかき混ぜます。 ロート内でのコーヒーの粉とお湯の接触時間で味が決まります。 3:そのまま30秒ほどおいたら、アルコールランプの火を消します。 そうすると、水蒸気が冷却し、ロート内のフィルターでコーヒーの粉が濾され、コーヒーが下のフラスコに落ちてきます。 う~ん、理科の実験みたいですよね(笑) 一時、サイフォンブームがあったと聞きます。 多くの喫茶店で、その器具の形態と共に、アルコールランプによる抽出方法の演出効果から、よく使用されたそうです。 難点としては、ガラス製なので壊れやすい事があげられます。。 特にフラスコの外に付いた水滴は、よく拭いてから加熱しないと、ひび割れの原因にもなりますので気を付けてくださいね。使った後はよくすすいで、コーヒーの脂肪分を落とし、乾いた布でキレイに拭いておきましょう。 そして、もう一つ。 これが一番の難点なのですが、味です。 ドリップで淹れたコーヒーになれている方は、物足りなさを感じるかもしれません。 全体として、味に広がりがなく、平坦な味になりやすいところがあります。 上海の『U@Cコーヒー』はサイフォン(サイホン)での抽出でした。 なかなか、手際も良かったので、妙に感心してしまいました(笑) 味は「・・・」ですが。 日本にも数限りないコーヒー店がありますよね。 その中には、サイフォンにこだわり、サイフォンでの抽出を熱心にされてる、サイフォンに特化(?)した店もあるようですが、上記に記した通り、味の期待はあまりできません。・・・と思っても、 そんなこと言っちゃダメですよ(笑) 英語ではsiphon coffee-maker(そのままですね、笑) siphonというのは「管」という意味のギリシア語が語源らしいです。 日本語では、サイフォン、サイホン・・・まぁ、どちらでもいいのですが、検索マシンに入力する時には「サイフォン」と「サイホン」では違う引っかかり方をするので、面白いです。 コーヒーとは関係ないのですが、サイフォン(サイホン)の原理を利用した、誰でも作れるお手製給水装置というものを見つけました。 サイフォン(サイホン)の原理について、図での説明もあり、 あ~小学校の実験でもやったかもな~ と、一人納得してしまいました(笑) へぇへぇへぇ・・・ですよ(笑)↓↓↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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