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December 6, 2012
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カテゴリ:上海珈琲
上海のコーヒー事情はこんな感じ



最近は昔より真面目にコーヒーを飲んでいるんじゃないかと思うぐらい。
まあ仕事の一環もありますが、アルトを離れてから純粋なコーヒー好きに戻った気がします。

そんな話はさておき、最近の上海コーヒー事情ですが、
ほんと至る所に小さなカフェ、それもコーヒーが当たり前にあるお店が増えてきました。
9年前では考えられなかった状況です。

今の上海は、日本の15~20年前のカフェブームを想像してもらうとわかりやすいと思いますが、
雨後のたけのこのようにあれよあれよと増え続けて、3ヶ月振りに同じ場所を歩いてみると
「こんなスペースあったんだ・・・?」と目を疑うほど、お店や改装工事などを目にします。
散歩好きとしては新しい発見が多くて楽しい環境ですけどねw


上海の流行も、傾向として世界的なコーヒー業界の流れ(SCAA的)にがっちり乗る形で、
「コーヒーは果実だ!」派のスペシャリティコーヒーの浅煎り系が多いです・・・
中国にしても、日本にしても、こうなってしまうのは仕方がないことなんですが、、
短期的な方向が決まってしまったようで個人的にはちょっと残念な思いです。


コーヒーは果実?
スペシャリティって何?
なんで浅煎りが多いの?


こんなことを思われる方もいるかもしれませんが、、
何がどうなって今に至るのか、この流れを知りたいと思う方は、
カーサブルータス「コーヒーをもっとおいしく飲むために」の14~19ページにある
「サードウェーブ・コーヒーって何?」を読んでみて下さい。

ファーストウェーブからセカンドウェーブ、サードウェーブに行き着くまでの流れと、
サードウェーブの4か条など上記が何であるかが簡単に書かれていています。




え、、この情報はどこまで正しいかですって?

そんなこと気にしてたら、今の情報社会はツラくなるので、
さら~っと読み、表面的にわかったような気分になることがポイントです。
そうすれば「そんなことも知らないのかい?」って顔で生きていけますから。


さて、話を戻して
上海にもがっちりサードウェーブの流れが入ってきたと感じる今日この頃、
中国のコーヒーがこの先どうなるかってことを考えていくと、正直楽しい気分ではありません。

現代的といいますか、都市化してしまったといいますか、、
まずわかり易くなった分、コーヒーの持つ多様性は減りました。


・シングルオリジン
・浅煎り系
・コーヒー本来の酸味
・ワイン化


「シンプルになったからいいんじゃない?」確かにそうかもしれません。
ただ、それが本当にいいかどうかは、個人的には疑問視(かなり否定側の)してます。
その証拠に、今の社会を見れば、、、という話は、ここでは深入りしませんが。


中国にコーヒーという新しい概念が入ったらどちらに振れるのか、、、
僕の中では、サードウェーブではないアングラ的なものでも出ててきくれたら、
中国のコーヒー文化も面白くなるかも、、と思ってましたが、
結局アメリカ的なある意味無難(?)な大きな波に飲まれる形に落ち着いていきそうです。

コーヒーの需要という意味では、もちろんサードウェーブでも、需要は伸びるかもしれませんが、
所詮ブームはブーム、いつかは今と真逆のことを言い出します。

この流れが続いても20年、、僕はそう見ているのですが、その次の時代には、
今削ぎ落としてきたものの重要さに気付く悲しい現実にならないことを祈るばかりです。

20年経過し、僕らが50代半ばのいいオッサンになったときに、ゆったりとした中で、
心からうまいな~と思わせてもらえるコーヒーを飲ませてくれるお店なんて、
一軒もなくなっているんじゃないかなーと心配しているわけです。

どれもこれも合理化、効率化、売れてんだからいいじゃない、今がよければいいじゃない、、、
はたしてその先に何があるんだろうか、次の世代はどうなっちゃうんだ、、、と思うわけです。



シングルオリジンのスペシャリティコーヒーを浅煎りにして、ペーパードリップで抽出する


これはコーヒーにおけるグローバル化が生み出したひとつの形で、
結局上海のお店などにも露骨なほど入り込んでいます。


さて、いつまでも嘆いていても仕方がないので、次はどんな楽しみ方を見つけようかな・・・


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最終更新日  December 19, 2012 12:26:50 AM
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