ドコモのタブレットd-01Gは白ロム13000円程度と格安で出回る
■中華タブレットよりしっかりしたドコモのLTEが使えるd-01Gが13000円で放出中友達がガラケーを使っていてスマートフォンを使わない。理由を聞くと老眼で見にくい(汗)。それならガラケーと併用して格安SIMでタブレットを使うと良いのではと提案。タブレットとしてG808 3Gなどの中華タブレットを使っていた私がそれを勧めようと思ってネットで検索すると、アマゾンなどで8インチのタブレットであるドコモのd-01Gが13000円ぐらいで売られている。d-01Gは、3G/LTEにも対応しており(中華タブレットは3Gのみ)、WifiもIEEE802.11a/b/g/nと5GHz台の無線LAN対応(中華タブレットは2.4GHzのみが多い)、センサーも加速度センサー/光センサー/デジタルコンパスにも対応(中華タブレットはセンサーがほとんどない)しているためカーナビにも使えそう。どう比較しても中華タブレットを勧めるよりもドコモが販売している機種だけあって間違いなくお勧め。d-01Gの定価は32,400円だが、実質0円で、月サポが2年分で定価を超える大きさで、契約内容によっては本体の料金を安くすることができるので、d-01Gを契約して端末を売り飛ばしているようだ。それによってd-01Gが安く大量に出回っている模様。ベースの機種はMediaPad M1 8.0 LTEモデル SIMフリーで、d-01Gとの大きな違いは本体メモリーが8GB(d-01gは16GB)、SIMフリー(d-01gはドコモ用、ドコモショップで3240円を払うことでSIMフリーにも可)。■私もd-01Gを注文友達がd-01Gを注文後、私もどうしてもほしくなって購入。開封するとまったく指紋なしできれい。付属品はマニュアルとスタンド、そして保証書。この保証書だが、12月5日にドコモショップで発行されてもので、転売されたものを購入したときは1週間後となった。■SIMとmicroSDのスロットと格安SIMであるexciteの設定裏下側にあるカバーを開くと、microSDスロットとmicroSIMのスロットがある。ここに8GBのmicroSDと格安SIMであるexciteのmicroSIMを挿入する。exciteのアクセスポイントの新規作成、設定をする。最後に保存する。アクセスポイント(APN)を今作成したexciteに指定すると電波を掴んで使えるようになる。友達などからよく聞く間違いだが、格安SIMはSIMフリー機でないと使えないというもの。ほとんどの格安SIMがドコモの回線を切り売りされているもので、ドコモの端末なら使えるのである。格安SIMのごく一部にauなどの回線を使ったものがあるのでまったくの間違いではないのだが・・。ドコモの端末はそのまま使えるのでSIMフリー化する必要がない。ドコモの端末をSIMフリー化したものを私は使っているが、これは海外で現地のSIMを使うためなのである。このd-01Gの詳細は、クワッドコア1.6GHz、ストレージ16GB、解像度800x1280、Android4.4.4である。■ドコモアプリ満載d-01Gd-01Gはドコモの端末なのでドコモ製のアプリがたんまり入っている。ドコモのスマートフォンを使っているためドコモIDを使ってセットアップしていったが、これらドコモアプリの設定はスキップもできる。アンインストールできるものもあればできないものもある。アンインストールできないものは機能を無効化する。そしてセットアップ完了。どこものアプリが出ていることと、アイコンが大きくて間延びしてにじんだような感じ。そしてdtabという文字が目立つ。ドコモ製のランチャーは気に入らないのでNovaランチャーに入れ替えた。アイコンも小さくなってスッキリ。また「OK google」と言うと音声検索もできるようになった。■d-01Gのカメラはオマケd-01Gのカメラだが、背面カメラ500万画素、前面カメラ100万画素。一応オートフォーカスは付いているもののあんまり期待できない画質だった。暗いとノイズが多くて相当画質が荒くなる。オートフォーカスが付いているのでバーコードリーダーのアプリで何とか読むことはできる。初代dtabではそれが不可能だった。■センサーがあるためカーナビとして使えるd-01Gはセンサーがそこそこ付いているので「マップ」でカーナビとして使ってみた。中華タブレットG808 3GではGPSのみでセンサーがほとんど付いていないので脇道にそれてしまったりしたのだが、そんなことはほとんどない。センサーのおかげで精度も高くてほぼ問題なく使えるのだ。■LTE対応、対応バンドの多さでエリアが広くて高速今まで使ってきた中華タブレットG808 3Gは3G対応なのだが、一部の3Gバンドに対応するだけで、山間部に入ると電波が途切れることが多かった。このd-01Gは、ドコモの端末であるためLTEや3Gの対応バンドが非常に多い。そのため実際に通勤で通る山岳部でも途切れることが少なくなった。ちょっとした山岳部でも3GではなくLTEで通信していることが多い。また、LTE対応であるために高速で通信できるのも大きなメリット。■ドコモ端末は格安SIMではテザリング不可能なのを対応させるドコモの端末では格安SIMでのテザリングが不可能なのだが、それも可能にするツールがあった。。Xperia/Galaxy/Optimusの非root MVNOテザリング有効化ツールのページからdocomoTetheringEnabler20151023.zipをダウンロード。まずd-01Gをデバッグモードを有効にして、PCにAndroid ADB Interfaceドライバーを組み込む。その後先ほどのツールを解凍してP-02E用バッチファイルを実行。以上でできてしまった。Wi-Fiアクセスポイントをオン。詳細を設定してあるのでこれでつながる。Wi-Fiアクセスポイント設定を見てみる。ちゃんと別の端末がテザリングで接続されているのが確認できる。■d-01Gで惜しいこと・・・テレビに映し出す機能が削られている・MHL対応ではないこのためMHLアダプターを使ってもテレビに映し出すことができない。初代dtabは可能だったのに残念だ。・ワイヤレスディスプレイに対応しないAndroid 4.4では「画面」の中に「ワイヤレスディスプレイ」の項目があるのだが、これにはない。MiracastアダプターやChromecastを使ってテレビに映し出すことができない。・Chromecastアプリで画面出力できないAndroid 4.4ではChromecastアプリを使えばchromecastを介してテレビに映し出すことができる。d-01GではChromecastアプリで映し出そうとしても、音声のみ。画面は出てこなかった。※youtubeなどChromecastに対応しているアプリを使えば、Chromecastに映し出すことができる。ところが上記にあげたことができないため、タブレットの画面全体を映し出すことができないのだ。■d-01Gの評価d-01Gを総合的に見る。1万円程度のSIMフリー中華タブレットを買うよりもトラブルなどを考えても安心だ。動作速度は速くはないが、通常の使い方なら問題ない。今まで使ってきた中華タブレットG808 3Gが見劣りするようになり、d-01Gに置き換わって使い始めているのである。d-01Gの価格は変動している。転売数の変動によるものだが、最新機種であるdtab第3段d-01Hが発売されてきていることからd-01Gの流出量が減ることも考えられ、場合によって価格は上がるのかもしれない。