皐月賞 GI 4月15日 15時40分出走
今年、2012年の皐月賞へ向けて、まずは去年の皐月賞を振り返ってみようと思います。皐月賞は例年、中山競馬場で開催されますが、去年は震災の影響により、東京競馬場での開催となりました。芝2,000mについては変更ありません。まず1番人気に座ったのが、ステップレースである弥生賞(G2)に、1番人気で勝利したサダムパテック。朝日杯(G1)で敗れはしましたが、いざクラシックへ向けて、結果を残して乗り込んできました。2番人気には、共同通信杯(G3)に勝利したナカヤマナイト。新馬戦で3着の後は、6戦全てで連対と安定度抜群です。そして3番人気にスプリングステークス(G2)2着のペルシャザール、4番人気にはスプリングステークスを制したオルフェーヴルとなりました。オルフェーヴルは、2歳時の京王杯で10着と惨敗しており、スプリングステークス以外で勝ちきれなかった部分で多少評価を落としています。いよいよ本番、スタートを切り、エイシンオスマンが逃げ、ペルシャザールが2番手に控えます。サダムパテックとナカヤマナイトが中団をほぼ同じポジションを進み、オルフェーヴルが後方11、12番手、最後方をノーザンリバーが一発を狙って進行。それぞれほぼ同じポジションで第四コーナーを回り、直線を向くと、エイシンオスマン、ペルシャザールの脚が落ち、先行馬が延び悩む中、後方から1頭、抜群の手応えで上がってくる馬が1頭。スプリングステークスを制したオルフェーヴルです。他馬を全く寄せ付けず、同じく中団から上がってきていたサダムパテックも抜き去り、結局2着のサダムパテックに3馬身差をつける圧勝で、見事優勝。皐月賞馬の座には、オルフェーヴルがつく結果となりました。皆さんもご存知の通り、オルフェーヴルはその後、ディープインパクト以来の3冠馬となり、暮れのグランプリ、有馬記念も制して現役最強馬の称号を手にしました。さて、今年はどの馬が皐月賞馬となるのか、又、2年連続で三冠馬が達成するのか、もう暫く楽しみに待っていようと思います。