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テーマ:自転車(12740)
カテゴリ:自転車
アルテグラ6800のブレーキには、新構造SLR-EVが採用されています。 え~!なにも変わっていないって!
このボルトを極端に締めたり緩めたりすると実はレバーフィーリングが変わるのです。(センタリングは、取り付けボルトで調整することになります。) 緩めていくとワイヤ入口部分(ケーブル調整ナット)の位置が上に動きます。そうすると、力点(ワイヤ入り口)、支点(ピボット)の位置が離れますので、てこがより効くようになり、少ない力でブレーキが利くようになります。反対に締めていくと力点と支点の位置が近づくので、コントロール性があがります。 わずかな差なんで、びっくりするほどは変わりませんが、やってみてください。 全て緩めてみたら、ちょっとたわみすぎる(コントロールしづらい)ので、ちょうど真ん中ぐらいにチューニングしました。 この裏技、同じ構造(SLR-EV)のDURA-ACE:BR-9000にも使えると思います。 しかし、ほんのちょっと差でコレだけ違うとすると、ブレーキは、設計段階で、相当微妙な調整をしているのだと思います。シマノってやっぱりすごいな~と改めて思った次第です。
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B1とうちゃんさん
>105の私には関係ない? 残念ながら、直接関係ないです。(笑) しかし、旧型105:BR-5600等のキャリパーのセンタリング調整ボルトを緩めると、バネ力が弱くなり引きが軽くなります。コレも裏技です。緩めすぎるとレスポンス悪くなるのでほどほどに調整します。 新しいデュラエース9000。気になりますね。 (2013.10.14 21:49:56)
まぁ、今ではもう勉強されたと思いますが、それはセンタリング調整のネジです。
「ホイールとブレーキ左右アームの当たり(タッチ)」のセンターを調節するネジ。 あなたが求めている握りの力の調整というのならば、その横のキャリパー開放バネのところのネジがそれです (2022.03.27 15:31:05)
あふんさんへ
勉強不足ですみません。ご教示いただきありがとうございます。 おっしゃっていることは、シマノのマニュアル通りで正しいです。 しかし、この記事は、センタリング調整ネジを調整することで、キャリパーの”てこ”の比率を変え、ブレーキタッチを変える方法です。 なお、握りの力(軽い・重い)の調整をしようとしているわけではありません。 (ちなみに、キャリパー開放バネのところのネジは、限界まで緩めてあります。) センタリング調整は、このネジを使わずに、キャリパー取付ボルトで、ある程度調整してから、センタリング調整ネジで微調整しています。 キャリパーのてこ比が変わることで、コントロール性と初期制動が変化し、どちらかをあげるとどちらかが下がるという相反する性能だとわかります。 この記事では、センタリング調整ネジは、キャリパーのてこ比を変えて、それを好みのフィールに調整すること可能にすることを紹介しました。(わずかな差ではありますが・・・。) 文章で説明するのは難しいのですが、お手すきの時間に、お試しください。わかってもらえると思います。 (2022.03.27 20:05:18) |