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テーマ:年賀状(1011)
カテゴリ:行事
昨日年賀状じまいについて書きました。
今日はその反対、46年間音信不通だった方と年賀状を再開したという話です。 大学を卒業したばかりの先生が、私の高校に赴任し部の顧問となりました。 年齢は私より6つ上、先生というより兄貴分のような方でした。 すぐに打ち解け先生の家で酒を飲むようなこともあり、家に帰ったら酒臭いと親に怒られたり、半世紀以上前とはいえ事故でも起こしたら二人とも処分があったかもしれません。 卒業した後は部の合宿に押し掛け、先生と二人で酒盛りをはじめ私は潰れて大変な醜態をさらし、生徒の顰蹙をかったり、もうめちゃくちゃなことをやっていました。 卒業後もしばらくそんな交友が続きましたが、私は大学を卒業し地方に就職、先生も私も転居し住所はわからなくなり、次第に縁遠くなって46年経過しました。 インターネットが普及し始め、社会で活動している方の情報はある程度取れるようになります。 先生も大変活動的な方でしたから、その後の大体の動向は把握できました。 最近になって私も少しは実績を積み、そろそろ名乗り出ても良いかなと思い始めていました。 そんな時、知人の住所を知らべる必要が生じ、ネットで探りました。 名前と居住地がわかれば電話帳で特定でき、ところ番地までわかるのです。 この方法で先生の住所を調べました。昔ある駅の近くに土地を買ったと聞いたので、その地域と電話帳の何人かの住所を符合させれば一人に絞り込めました。 今年の年賀状を出してみました。わざわざ書いた手紙なら、もし返事がなかった場合のダメージは大きいけれど、年賀状ならまあしょうがないと流せると思ったのです。 1月1日、11時ころ、年賀状が配達された直後でしょう。先生から電話がありました。 返信があればうれしいという程度の淡い期待だっただけに驚きました。 奥様が変わり本当にうれしそうに話されるのです。 音信不通になった人の中で、私のことが一番心配だったと言われるのです。 これは感激です。 先生から4日に年賀状が届きました。 私はこの46年間のことなどA4 10枚の手紙を書き、投函しました。 それが届くころ、私も先生から二通目の年賀はがきをいただきました。今年一番うれしい賀状だったと書かれていました。 年賀状じまいが流行る昨今、年賀状再開も良いものだと痛感しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/01/13 12:30:15 AM
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