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テーマ:タイ(3305)
カテゴリ:タイ旅行記
ダム湖に沈んだ元のワット・ワンウィウェーカーラーム本堂に
船から上陸してみましょう。 入口をくぐると、壁面には なにやら装飾がビッシリ。 「あそこには小さな仏像がはめ込まれていたんです。 先ほど高台に見えた金色の仏塔に今は全て移されて飾られています」 そうなんですか。明日見に行こうと思っているので楽しみです。 そしてかつては仏像があったであろうところには、 お坊さんの写真が。どなたですか? 「ウッタマ僧侶です」 今でもご存命なんですか? 「2006年に他界しました」 まるでテスト用に暗記した歴史年表を思い出すように、 ちょっと間があってから答えてくれました。 ウッタマ僧侶の名は今回の旅の下調べ時に初めて目にした程度で どんな方だったのか知らないで来たのですが、どうやらサンクラブリーの モン族住民からこの上なく尊敬を集めている方のようですね。 この寺院もモン橋もウッタマ僧侶の存在なくしてはあり得なかったでしょうから、 当然と言えば当然なんですが。 ウッタマ僧侶については、またの機会に詳しく触れることにします。 外に出て壁沿いに歩いていると、 「この寺院建設にはモン式レンガが使われています。これがそうです」と。 タイ式レンガは○インチ×○インチ、一方のモン式レンガは○インチ×○インチで モン式レンガのほうが強度があるだとか、表面には例えば手前左の物には アルファベットの「H」が刻まれているがモン文字が刻まれたものもあるだとか、 やたら詳しく解説してくれます。 モン族の誇りだからですかね。 あ、そうそう。子供船頭さんもモン族だそうで。 同行した友達とはモン語でやり取りしています。 「アルファベットが書かれているのは、泰緬鉄道の線路の刻印を真似したからです」 ほう。泰緬鉄道の線路はインドネシアやマレー半島、ビルマからはがして持ってきた 物が使われてましたからね。あとカンボジアで押収した線路もだったかな? だから彼の話も信用して良さそう。 本堂の壁を眺めていると、 「この寺院が湖に長年沈んでいても頑丈なのは、 骨組に泰緬鉄道の線路が使われているからなんです」 なんだって? 「泰緬鉄道の線路は、売り払われるか、ここのように建築に流用されるかして 全てはがされてしまいました」 うーむ、この部分は信用していいものかどうか。 子供の観光ガイドというと、インド映画『スラムドッグ$ミリオネア』の印象が強いもので。 映画では主人公が子供時代、タージマハルでモグリのガイドをして デタラメな解説でお金をもらうシーンが登場するんですよ。 子供船頭さんの解説も話半分で聞いた方がいいのかなぁ ^_^;) さて、一とおり見ましたし、暗くなってきたので帰るとしましょう。 船に乗り込みます。 ちょうどその時、一艘の船が入れ替わりでやって来ました。 今からじゃもう暗くて写真は無理だと思いますよー。 湖上に頭を出したかつての門をくぐった船は、一路モン橋へ! とうとう暗くなってしまいました。 静かな湖面に私たちの船のエンジン音だけが響き渡ります。 右手高台に見える黄色い灯の塊は、サームプラソップ・リゾート。 そして… エンジンを止めて惰性でモン橋脇の竹橋に横付けします。 時刻は、19:10。 子供船頭さんに船賃200バーツを払いつつ、 実は明日もう一ヶ所行きたいところがあると相談してみます。 「お父さんに聞いてみます。明日の朝またここにいるので声をかけてください」 彼は行ったことがないようですね。了解でーす。 「ところで今晩の宿はもう決めているんですか?」 そうそう、今からちょうどそれも尋ねようと思ったところなんですよ。 実はまだなんですが…。 <旅費交通費> 船賃:200バーツ ここまでの合計:515バーツ ※旅は2014年4月1日(火)に行いました。 つづく ※当ブログから1日旅の記事だけを抜粋し見やすくまとめたブログ 『タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~』 もぜひご覧ください。 そちらのブログは左側の「旅ごとに見る」欄で旅名を選ぶと順を追ってお読みいただけます。 旅の参考になれば幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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タイはお坊様をすごく尊敬していますね。チェンマイでもドイステープを開いたお坊様がすごい信仰を集めていて、ワタシもチェンマイに行くたびに真っ先にそのお坊様の祠に連れて行かれます。
(2014/06/23 11:50:48 AM)
今晩の宿はまだかと・・・
ん~仕込まれていますな、なんでもマージンの世界ですよね。 悪い意味ではなく、そういう社会ってことですね。 壁に張り付いてるの、初めフジツボでもくっ付いてるのかと思いましたよ。へえ~仏像の後なんだ・・・ 薄暗くなってからの様子がいい感じです。 不思議な様相を呈して神秘的ですね。 遠くに灯りなど見えて・・・・海の夜です。 夜の海って少し怖いですよね~、落ちたらなんか出てきそうで(^-^; さて、子供船頭ちゃんはどんな宿を紹介してくれたんでしょうかね~~ (2014/06/23 11:51:52 AM)
Tui☆さん
>タイはお坊様をすごく尊敬していますね。チェンマイでもドイステープを開いたお坊様がすごい信仰を集めていて、ワタシもチェンマイに行くたびに真っ先にそのお坊様の祠に連れて行かれます。 ごく普通の人にとってお坊さんはもちろん宗教が日本人よりもずっと身近にありますよね。知り合いの高校3年生が大学合格祈願のために3日間出家したのには驚きました。 (2014/06/23 03:08:01 PM)
ナーンさん
>今晩の宿はまだかと・・・ >ん~仕込まれていますな、なんでもマージンの世界ですよね。 >悪い意味ではなく、そういう社会ってことですね。 いえいえ、話の流れからしてもう夜暗くなったので宿は大丈夫なのかと心配して尋ねてくれたんだと思いますよ。宿代は子供船頭さんが「多分○○バーツだと思う」と言った額よりも安かったですし ^^ >壁に張り付いてるの、初めフジツボでもくっ付いてるのかと思いましたよ。へえ~仏像の後なんだ・・・ 私もソレをイメージしてました(笑) あの一つ一つに小さな仏像が貼りつけてあったんですね。 >薄暗くなってからの様子がいい感じです。 >不思議な様相を呈して神秘的ですね。 >遠くに灯りなど見えて・・・・海の夜です。 >夜の海って少し怖いですよね~、落ちたらなんか出てきそうで(^-^; 海と違って波が無いので本当に静かです。見てのとおり湖面に映る灯りが幻想的で、怖さを忘れて見とれていましたよ。 >さて、子供船頭ちゃんはどんな宿を紹介してくれたんでしょうかね~~ 実は私があるリクエストをしたんです。まさにピッタリの宿に連れて行ってくれました! (2014/06/23 03:15:26 PM)
バンコク「竹亭」さん
>骨組みに線路ですか。ということは鉄筋建築のような物ですね。 >でも、水に浸かるとさびが出るのでは。 >やっぱり眉唾ものですね。^^; いくつかこの寺を紹介したタイ語サイトを呼んだんですが、骨組みについて言及したものは見つけられなかったんですよ。なので本当に泰緬鉄道の線路が使われたのかはいまだにわかりません。でも竹亭さんのおっしゃるとおり線路だったら錆が出ますよね。いつまで丈夫でいられるのか… ^_^;) (2014/06/23 03:18:32 PM)
GKenさん
>立派な子供ですね。 >たくましいです。 >日本の子供もたくましく生きてほしいです。 一人前に船の操縦もできますし、気配りも上手で私より仕事ができるんじゃないかと思うぐらい立派な子でした。お父さんは嬉しいでしょうね。 (2014/06/23 10:19:36 PM)
頼れる少年船頭さんですね(笑)。こういう光景って胸打たれます。
しかも周囲の歴史を勉強してきちんと観光客に教えられるんだから、えらい! 宿が楽しみだー! (2014/06/24 10:36:54 PM)
gogoよっしぃ!さん
>頼れる少年船頭さんですね(笑)。こういう光景って胸打たれます。 >しかも周囲の歴史を勉強してきちんと観光客に教えられるんだから、えらい! そうなんですよ。他の船頭さんは解説はしないでただ船で連れて行くだけっていう人が多いと思いますよ。彼の船に乗ってラッキーだったと思います。 >宿が楽しみだー! よっしぃさんのお眼鏡に適う宿かどうか…(笑) いずれにしてもお楽しみに! (2014/06/25 10:29:00 AM) |