バイオフィルムは細菌の塊り、
虫歯や歯周病の原因です。
顕微鏡でバイオフィルムを観察していると、
いつも思い出すのは、
宮崎駿の「
ナウシカ」に出てくる「腐海」の菌類の「森」だ。
大小様々な細菌が「森」の木々を作っているように見える。
細菌1つ1つが木々の根や幹や枝葉の1つ1つの細胞の役割をしているようだ。
その「腐海」の木々の間にはあたかも血管のように、
水や栄養を運ぶトンネルも出来ている。
その「腐海」の上を奇怪な虫たちが飛びまわる。
「腐海」の底には巨大な虫の王「王蟲」が這いまわり、
「腐海」を守っている、多核のアメーバ様の免疫細胞のようだ。
「
ナウシカ」では「毒」で汚染された世界を浄化するために「腐海」が生まれ、
人間はその中では生きてはゆけない「樟気」を出しながら「毒」を結晶化して
無害なものに変えているという。
「腐海」の木々や虫たちにはそれぞれの役割があるに違いない。
私たちは「腐海」の木々を虫歯菌と呼び、虫たちを歯周病菌と呼んでいる。
その虫歯菌や歯周病菌にもそれぞれの役割があるに違いない。
その「腐海」をレーザー・ビームで焼き払うことが良いことなのかどうか。。。
バイオフィルムを破壊すると、
再生するまでの最低2~3週間は歯周病の進行は抑えられます。
この破壊は歯ブラシだけでは不十分、
レーザー・ビームはやりすぎ、
超音波スケーラーの出力を弱めに設定して注意深く行う、
これくらいが適当だ。
バイオフィルムに関しては、
このブログを始めたころの記事を携帯の読者のために再掲してゆきます。
注)画像に付きましては、LDプレーヤーでのLD再生画面をデジカメにて撮影したものです。
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