1945年3月硫黄島で戦死された
海軍司令官
市丸利之助中将は
僕の高校(もちろん当時は旧制中学)の先輩なのですが、
そのご長女晴子さんと1ヶ月に1回のクリーニングのときに
お話する機会があります。
市丸中将の遺書「
ルーズベルトニ与フル書」は有名なので、
30年以上前の大学受験のときに和歌森太郎先生の参考書で読んで知っていました。
しかし、当時はこんなに身近な方だとは全く思いもよりませんでした。
「
ルーズベルトニ与フル書」は先日更迭された某航空自衛隊幕僚長の論文と比べると随分格調が高いと思います。
全文を引用するのは長くなり過ぎますので、
ご興味のあられる方は
ここでお読み下さい。
Wikisource
文末だけ引用します。
「・・・凡ソ世界ヲ以テ強者ノ独専トナサントセバ、永久ニ闘争ヲ繰リ返シ、遂ニ世界
人類ニ安寧幸福ノ日ナカラン。 卿等今、世界制覇ノ野望一応将ニ成ラントス。卿等ノ得意思フベシ。然レドモ、君ガ先輩「ウイルソン」大統領ハ、其ノ得意ノ絶頂ニ於テ失脚セリ。 願クバ本職言外ノ意ヲ汲ンデ其ノ轍ヲ踏ム勿レ。」
遂にアメリカは世界制覇64年目にして、その
正体を現すでしょう。
来年、日本は必死でアメリカ経済を支えようとしますが、
日本の国力にも限りがあります。
世界の30%のエネルギーを浪費している国を
3.7%のエネルギーしか使っていない国がいつまでも支えることが出来るはずもありません。
潔く経済破綻して西部開拓時代の生活に戻ってくれればよいのですが、
世界中に殺戮と破壊を撒き散らす
怪物となり、
断末魔の大暴れをする可能性大です。
世界を破滅へと導く謂わば「
超軍事独裁社会主義国家」です。
その
怪物のイメージが表題画像。
市丸晴子さんはおっしゃっていました。
「父が戦死するのは覚悟の上でしたから、
それ程悲しくはありませんでした。
いつも別れるときはこれが最後だと思っていましたから。
・・孫の時代は厳しい時代になりそうですね。
・・力及ばず、
父の遺志を継ぐことはできませんでした。。」
たった1枚しかない市丸家の家族写真。
米国大統領への手紙市丸利之助伝
平川祐弘著出門堂より、
「
人類の安寧幸福」とは何か?みんなで考え実現しましょう!
人任せではなく、あなたが!です。
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また市丸利之助は歌人でもありました。
市丸利之助歌集
市丸晴子編出門堂
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