カテゴリ:もったいない学会
これは70年代、僕が中学生の頃使っていたS社のラジオ付きテープコーダ(ラジカセという言葉はまだない)ですが、 当時は製品としての魅力がありました。 今見ても当時のことを思い出すのか、魅力を感じます。 このところの超円高と災害、他国の追い上げによって 日本製の高品質液晶テレビが売れない、、 もう日本は加工貿易では成り立たなくなってきているので、 どうにかしなくては、、 ということですが、 少なくともテレビは既にその役割を終えている製品だということです。 実際うちにはテレビはない、というか排除しました。 あまりにも低劣な番組が多いので、新聞と共にNHKもいっしょに解約しました。 違約金を取られたり、けっこう大変だったですけどね。 それも、もう10年前のことです。 ハードが売れないのは高すぎる、コンテンツが悲惨ということはありますが、 もうこれ以上の機能も性能も要らない、壊れたら買い替えすらしたくない。 ネットの方が楽しめるしね。。ということでしょう。 また、大量生産、大量消費の時代では無くなってきているというのはあります。 しかし、少量多品種生産で、パナソニックやソニーなどの大きな会社が存続できるのかというと難しい。 現代資本主義は大きな転換点に立っているといえるのでしょう。 これからPeak oil を過ぎて石油生産は急速に減退しますので、 工業生産品を大量生産、大量消費しようにも、物理的にできない時代はそこまで来ています。 こういった事態になるのは家電業界だけではないでしょう。 で、どうなるかというと、大企業は消えます。 汎用半導体や基本部品を生産する企業は細々と生き残りますが、 家電業界や自動車業界などのアッセンブリー系の大規模企業は消えざるを得ないでしょう。 新興国の需要が一巡する前に石油時代は終わる可能性が高いと思います。 個人の職人やガレージメーカーや中小の工場がいろいろと楽しめる「モノ」を作って、 みんなが楽しむ時代がくるだろうと思います。 うちは個人でやっていて、 少量多品種どころか、オーダーメイドの一品生産なので、 そういう事態が容易に想像できます。 「ものづくり」は楽しいですよ。^^; ーー引用開始ーー http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120205-00000206-yom-bus_all 読売新聞?2月5日(日)10時3分配信 読売新聞 製造業各社の業績が落ち込んでいる。 歴史的な円高やタイの洪水などのダメージに加え、ものづくりの基盤が揺らいでいるためだ。日本は、原材料を輸入して製品を輸出する「加工貿易」をお家芸としていた。しかし技術の優位性には陰りが見え、各社は従業員を維持できなくなりつつある。 パナソニックとソニー、シャープ3社が発表した2012年3月期の業績予想では、税引き後赤字の合計が1兆2900億円に達する。リーマン・ショック後の09年3月期(6036億円の赤字)の2倍規模になりそうだ。 タイ洪水の影響は、ソニーで約700億円、パナソニックで約600億円、シャープは約30億円の営業減益要因となっている。 加えてパナソニックは、統合した三洋電機の「のれん代」2500億円を損失処理し、赤字幅が拡大した。 テレビ事業は各社の主力事業の一つだ。だが、ソニーのテレビ事業の12年3月期の営業赤字は約2300億円と、ソニー全体の税引き後赤字額を上回る見込みだ。 「敗戦処理」も傷口を広げている。 ソニーは韓国サムスン電子との合弁解消に伴う損失を計上した。パナソニックとシャープは巨費を投じた国内のテレビ用パネル工場をスマートフォン(高機能携帯電話)など向けに転換する。その費用はパナソニックが2000億円、シャープが800億円に達する。 シャープの片山幹雄社長は「売れば売るほど赤字なので、日本からの(テレビなどの)輸出は不可能だ」と嘆く。ソニーはシェア(占有率)拡大から採算重視に戦略を転換したが、肝心の売り上げが伸びなかった。円高の影響もあるが、「製品としての魅力が世界市場で通用しなくなっているのではないか」(業界筋)との指摘も出ている。 最終更新:2月5日(日)10時3分 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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