これはここでよく引用している、日本の人口推移のグラフで、
2004年にピークを打った人口は今世紀末には1/3になろうかとしています。
これは資源エネルギーの中でも最重要な石油ピークと偶然にも一致していますが、
それは飢餓や戦争による阿鼻叫喚の地獄絵図を見ないで済むかもしれないことを示しています。
しかし、この石油ピークには落とし穴があり、現実に使える量はずっと少ない。
それは、ピークを過ぎると開発にエネルギーの掛かる深層や質の悪い石油しか残っていないからです。
掘削、精製にエネルギーがかかり、結局手取りが少ないというのです。
それが以下の図です。
実際に使えるのはグレーの部分で、このままの消費量が続けば2030年には底をつくということです。
人口を支えているのは食料ですが、その食料は石油が支えているのが現実ですので、
図のブルーの部分とグレーの部分の差が食料が足りなくなる部分、
これをどのような方法で手当するのか?というのが、
人間にとっては生きるか死ぬかの最大の問題であり、
対応を間違えば、最大のリスクになるでしょう。
残された時間は多くはない、
さっさと店仕舞いモードに入らないと悲惨なことになります。
原発なんか、石油がなければ廃炉どころじゃない、維持管理すらできませんよ。
このことを踏まえると、今後どうすればよいか、簡単に分りますね?