『Etymotic Research hf3』をリピートしました
以前『Etymotic Research hf3』のことを記事にしましたが、流石に2年も使っているとケーブルの皮膜が割れて断線しそうになって来ました。そろそろ新しいものを買わなきゃということで同じものをリピート。2010年11月発売の製品で発売から4年近く経過していますが、価格が落ちているということはなく、むしろ円安のためか2年前より若干値上がりしていました。パッケージのデザインは若干は変わっているようです。中身はどうでしょうね?マイナーチェンジはあり得ますし。 前回は『Cobalt』と購入しましたが、今回は自動的に『Black』を選択することに・・・。以前は『Cobalt・Ruby・Black』の3色展開だったんですが、今は『Black』のみで選択肢がありません。この点は残念です。見た目は以前と変わりませんが、ケーブルは以前よりもしなやかなものに変わっています。径も若干細くなっているようです。断線、大丈夫かな?付属品は以前と全く同じですね。内容は相変わらず豪華で、 ・3フランジイヤーチップ ・グライダーイヤーチップ ・フォームタイプイヤーチップ ・フィルターチェンジングツール ・交換用フィルター ・シャツクリップ ・専用ポーチが付属しています。出荷時はスモールサイズの3フランジイヤーチップが取り付けられていましたが、付属の標準サイズのものに交換しました。やはり『Etymotic Research』の製品には、3フランジイヤーチップが一番似合いますね。外耳に差し込んで使うカナル式なので好みが別れるところですが、深めに差し込まないと高い遮音性が生かせませんし、低音も不足気味になり、本来の音質が体感できません。『hf3』にはiPhone/iPod用のマイクとコントローラーが付属しています。※マイク・コントローラー無しモデルは『hf5』。私の場合、iPodと組み合わせて使うのでコントローラー付きの『hf3』が便利なんです。ただし、コントローラー周りは皮膜が割れやすいのでボトルネックになることも確か。プラグはL字というか『への字』で、これも以前と同じ仕様。ストレートタイプより断線し難いはずですが、負荷が掛かる場所なのでプラグ周り皮膜は割れやすいもの事実です。ヘッドフォンやイヤフォンの多くは、一般的なスピーカーと同じ構造のダイナミック・ドライバーを使用していますが『Etymotic Research』と言えば、補聴器などに使われるバランスド・アーマチュアドライバ(BAドライバ)を使ったイヤフォン『ER4』が有名です。最近は、BAドライバも採用する製品が増え、BAドライバが1つのトレンドとなっていますが、音質面では『Etymotic Research』の製品に一日の長があるように思います。この『hf3』もにBAドライバを採用しており、『ER4』同様に ・クリアで1つ1つの音が聴き取りやすい解像度の高い音質 ・原音に忠実な再生 ・フラットな周波数特性が特徴です。重低音とかの小細工は一切ないので、迫力不足に感じるかもしれませんが、クリアで原音に忠実な音に慣れてしまうと病みつきになり、他の製品の音が汚く聞こえてしまいます。Bose、Klipsch、SENNHEISER、AKG、Shureよりも断然『Etymotic Research』です。あっ、KlipschとShureは欲しいかも。 BAドライバを推しているように聞こえるかもしれませんが、あくまで現在の主流はダイナミック型。BAドライバが主流となっていない事実には、それなりの理由があり ・再生周波数域が狭い ・低音が弱い ・歪みが出やすいなど欠点が多いためです。しかし、中高音域の解像度に優れ、繊細な表現を得意としたBAドライバには、ダイナミック型にはない魅力があることも確かです。