|
テーマ:法律(493)
カテゴリ:刑法
第5章 国家に関する罪 1 ?罪 さて、クイズです。 刑法上、もっとも重い犯罪はなんでしょうか。 強盗殺人罪でしょうか? そうお考えになった方、私の文章をよく読んでくださって誠にありがとうございます。 確かに、強盗殺人罪は死刑か無期懲役しかありませんから 大変重い罪です。 (強盗致死傷) 第二百四十条 強盗が、人を負傷させたときは無期又は七年以上の懲役に処し、 死亡させたときは死刑又は無期懲役に処する。 しかし、もっと重い犯罪があります。 それは、外患誘致罪です。 「外患」とは外国の武力ということでありますから、外国に日本を攻撃させる犯罪ということです。 この犯罪は、死刑しかありません。 外患誘致罪を犯したら即死刑です。 (外患誘致) 第八十一条 外国と通謀して日本国に対し武力を行使させた者は、死刑に処する。 外国に武力行使された日には、日本国民全員の命が危険にさらされるのはもちろん、財産も失いかねませんし、下手をしたら日本国がなくなる可能性すらあります。 なので、外国に武力行使をさせた者は死刑しかありないのです。 ここまで読むと、日本人が日本国を無くそうとする内乱罪も死刑しかないのでは? とお考えになる方がおられるでしょう。 実はそうではないのです。それについてはまた明日にしましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年11月28日 00時48分58秒
[刑法] カテゴリの最新記事
|