修学旅行 台湾トップ 安い、便利、安全 10年で12倍 韓国、中国は急減【毎日新聞】
2018.1.28 毎日新聞【台北・福岡静哉】 修学旅行で日本から台湾に行く高校生が10年間で約12倍に急増し、海外の修学旅行先で米国を抜いてトップに立った。 親日的で治安が良いうえ、地方都市の航空路線が急激に増えて利便性が高まったことが背景にあるようだ。 対照的に中国や韓国への修学旅行は急減しており、外交問題が影響している可能性がある。 毎年調査している「全国修学旅行研究協会」(東京都)が26日、2016年度分のデータをまとめた。 旅行先で台湾は262校4万1878人、米国(ハワイ、グアム、サイパンを含む)は254校3万6661人だった。 台湾は06年度の3552人と比べ約11・8倍となった。(中略) 一方、韓国への修学旅行は06年度2万3197人から16年度3246人と約7分の1に激減した。 多くの韓国人修学旅行生が犠牲になったセウォル号事故があった14年度に半減した。 中国も06年度1万4031人から16年度3398人と約4分の1に減った。 日本政府の尖閣諸島国有化に伴う反日デモが相次いだ12年度、中国への修学旅行中止が相次いだ。(引用ここまで) 毎日新聞にしては、珍しい記事ですね。 てっきり、中学生高校生には「新韓流」が流行ってるとか書きまくりだと思っていましたが。 台北発の記事だからというのもあるのでしょう。 修学旅行生の渡航先については、昨年9月の本ブログでも話題にしています。 そのときは、2015年度の「海外修学旅行+海外研修」の合計渡航人数を書きました。 ですので、毎日新聞の「海外修学旅行」人数とは数字が異なります。■「海外修学旅行」+「海外研修」の合計人数で比較すると・台湾:2015年度 317校38,528名→2016年度 386校43,993名・韓国:2015年度 98校 3,619名→2016年度 147校 4,686名・中国:2015年度 54校 2,604名→2016年度 77校 3,965名・ベトナム:2015年度 53校 4,204名→2016年度 75校 6,580名 意外や意外、韓国も中国も2015年度よりも2016年度のほうが増えているようです。 引用元は、「全国修学旅行研究協会」の(資料3:公私立高等学校の海外修学旅行・海外研修/国別実施校数・参加人数推移)です。 少子化にも関わらず、海外に出る学生・教員は増えているんですね。 いい傾向だと思います。