第2四半期の経常収支は58億ドルの黒字【Sankei Biz】
2018.8.9 Sankei Biz 中国新聞社によると、中国国家外貨管理局はこのほど、2018年第2四半期の中国の経常収支が58億ドル(約6458億9000万円)の黒字だったと発表した。 このうち物品貿易の収支は1042億ドルの黒字で、サービス貿易の収支は737億ドルの赤字だった。 同局報道官は「上半期の中国の経常収支は283億ドルの赤字で、このうち物品貿易は1559億ドルの黒字、サービス貿易は1473億ドルの赤字。資本・金融収支は668億ドルの黒字で、このうち資本収支は2億ドルの赤字、非貯蓄性の金融収支は1171億ドルの黒字、準備資産は501億ドル増えた」と述べた。(引用ここまで) いろいろ数字が混じっていますが、■2018年上期 中国経常収支:△283億米ドルの赤字・2018年1-3月中国経常収支:△341億米ドルの赤字・2018年4-6月中国経常収支:+58億米ドルの黒字■2018年上期 中国貿易収支:+1,559億米ドルの黒字・2018年1-3月中国貿易収支: +517億米ドルの黒字・2018年4-6月中国貿易収支:+1,042億米ドルの黒字■2018年上期 中国サービス収支:△1,473億米ドルの赤字・2018年1-3月中国サービス収支: △736億米ドルの赤字・2018年4-6月中国サービス収支: △737億米ドルの赤字■2018年上期 中国資本・金融収支:+668億米ドルの赤字 なんとなく計算が合わないのですが、おそらく「所得収支」が2018年上半期で△1000億米ドルくらいの赤字なのかなと思います。 2018年8月6日付の本ブログ「 中国、対外純資産は世界3位も収益マイナス【Sankei.Biz】」において、2016年の中国の第一次所得収支が△440億米ドルの赤字とありましたので、大なり小なりの赤字であるとは思いますが、正確な情報がないので、推測の域を超えません。 いずれ正確な数値が判明次第、情報を更新したいと思います。 はっきりしているのは、中国は貿易黒字が経済の生命線で、それを失うと崩壊するということと、その貿易黒字がアメリカの追加関税で将来的に減らされる恐れがあるということです。