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テーマ:試写会で観た映画の感想(678)
カテゴリ:映画・DVD
より派ではありますが、動物はだいたい好きなので、動物が活躍する映画も大好物。
予告編からして、コメディテイストでもあるし、喜んでお誘いに乗りました。 『マーリー、世界一おバカな犬が教えてくれたこと』 愛犬を通して結婚や家庭生活をめぐる普遍的なテーマを描き出し、世界中の人々に熱い共感を呼び起こしたジョン・グローガンの大ベストセラーエッセイの映画化。 お互い新聞社で働くジョン(オーウェン・ウィルソン)とジェニー(ジェニファー・アニストン)は、子供を持つ前に犬を飼うべく、とブリーダーの元を訪れる。 そこで、人懐こいが出来が悪く、一匹だけセールわんこ(この翻訳は素晴らしい)になっていたレトリバーの子犬を買うことに。 可愛いは可愛いが、なにかと騒ぎや面倒を起こし、家の中をめちゃくちゃにするマーリー。 躾けようと入った訓練学校でも、教師に呆れられ、退学になるというありさま。 そんなマーリーに手を焼きつつも、彼を巡る夫婦の大騒ぎを綴ったジョンのコラムは大人気に。 大きな事件や人物に関わり、第一線の記者になることに拘っていたジョンだが、子供が生まれ、日常的なコラムを書く内に、彼の考え自体も変化してくる・・・。 この作品は、マーリーの物語であるとともに、仕事と家庭、どちらを優先させるか、させたいか、させるべきか、迷い悩む一組の夫婦の物語でもある。 子供はいないし、彼らほどハードな仕事はしていないけれど、お互いフルタイムの仕事を持ち、家庭団欒や家事がおろそかになっている身には、頷ける部分も多かった。 深刻に描こうと思えばそうも描けるテーマを、おバカなマーリーが起こすトラブルに翻弄される二人、という笑いのテイストで包み、軽快で温かみのある作品に仕上がっている。 車から身を乗り出したマーリーが上半身を車道につけて歩くシーンとか、ジェニーのペンダントを食べてしまって、ジョンが排泄物の中を捜すシーンとかは、爆笑もの 一方で、動物モノの王道でもある「いつかは来てしまうお別れ」もきちんと描かれ、涙を誘う。 この映画自体が、ジョンが見つけた「日常生活におけるささやかな幸せの大切さ」を教えてくれているように感じた。 3月27日、TOHOシネマズ スカラ座他、全国公開 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 3, 2009 01:15:25 PM
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