トールペイントの体験
昨日、退職仲間に誘われて、トールペイントの体験に行ってきた。数年前からトールペイントを習っているKさんが、連れて行ってくれたのは個人のお宅。玄関の横の部屋には、トールペイントの作品がたくさん飾られていた。真ん中に大きなテーブルが置かれ、絵の具や水差し、初めて体験する私とNさんが座る椅子の前には、四角い板とかご、デザイン画のコピーが置かれていた。デザイン画の中のプードルをトレーシングペーパーに移して、四角い板のどこに描くか決め、カーボン紙を挟んで。鉄筆を使って写した。パレット代わりに使うのは、牛乳パックを切った紙の裏。絵具を出して、最初は足や胴、顔など平たく塗るところから。黒を足して、おなかのところから塗り、何度か塗り重ねて、最後に背中の方に白い絵の具を混ぜた色を塗った。次はふわふわした毛の集まっているところ。水で濡らして、すぐに乾かないようにしてから、黒を混ぜた暗い色から筆を立てて、何度も色を重ね、上の方の日の当たるところは、白を混ぜて明るく塗っていった。目と鼻を黒く塗って、リボンを付けたらプードル完成。初心者なので、最初はプードルと、後ろに何本かの木を描いて仕上げる予定だったようだけれど、見本の作品に、エッフェル塔が描かれている。「4月にパリへ行ってきたんですよ」と言うと、「じゃあ描きましょうか」と、エッフェル塔の入ったデザイン画をコピーしてきてくれた。エッフェル塔とボンジュール パリの文字を、またトレーシングペーパーで写して、描いていった。最後に先生が、ニスを塗って、かごの蓋に取り付けてくれて出来上がり。かわいい子物入れが出来上がった。フランスから帰って来てから、エルちゃんが、鉄塔を見つけると「エッペルトウ」と興奮気味に言うので、これを見たらきっと喜ぶだろうな。最後に、コーヒーとおせんべいをいただいて、材料費の840円を払って終了。10時ごろから約2時間、楽しい時を過ごした。数年前から習っているKさんと、生徒さん二人は、お正月用のデザインの飾り物作り。皆さん、とっても素敵な作品だ。大作で、家でも下絵を描いたり、色を塗ったりしているそうだけど、小物を教室だけでしてもいいし、1回1500円で、自分の行けるときだけでもいいと言う。買わないといけない材料も、筆ぐらいらしい。とっても自由な雰囲気で、宿題もないのがいい。Nさんと、9月頃から、月1回程度で習おうか、と話して帰ってきた。またちょっと楽しみが増えた。