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カテゴリ:憂国の嘆き
野党は、自らの主張通りにならないという安心感のもとで、「妄想」や「スローガン」を唱えているだけのようにしか思えません。
・「反対」は主義主張とは言えません ・「問題提起」だけでは問題解決に役に立ちません ・「スローガン」だけでは問題解決に役立ちません 求められるのは 「誰が責任をもって、何を行うのか」 問題解決に向けた有効かつ可能な手立てが野党側からまったくといってよいほど聞こえてこないのです。 「希望の党」は 「これから考えます」 「これから行程表を作ります」 「実験的なことです」 「今は何も考えていません」というに等しいのですから、もう怒りを通り越して笑ってしまうほかありません。 スローガンとして掲げる「脱しがらみ」ですが 「脱しがらみ」さえすれば、政治はよくなるなどという見方は、一面的でしかありません。一面的な見方に拘泥するのは有害でしかありません。 「脱しがらみ」で政治がきれいになるわけでも、政治の機能が強化されるわけでもありません。 この発想自体に無理があるのです。安直です。幼稚すぎます。 このような野党の怠惰な姿勢が、自民党のピント外れな製作までをも「まし」に見せてしまうのです。 野党は、余程国論を二分したいのでしょう。「分断政治」でしかありません。 「難しい問題」に対して、国論を二分し、百パーセント国民のコンセンサスを得なければ「納得しない」などと駄々をこねているようにしか見えません。 また、希望の党は、もうどうでもよい政党であるということが分かったためでしょうか、先日来、どうでもよいことを「国家の大事」であるかのように騒いでいます。 まあこの件については、どうでもよいことが問題になるのは、どうでもよいことが大事と考える国民によって政治家が選ばれる仕組みを採用しているから。というほかありません。 そういう仕組みを採用している以上、為政者は、それなりの対応を迫られます。 「マスコミ等に隙を見せるな」というのは、倫理上の要請ではなく、功利主義的観点からの要請による政治技術としか言いようがありません。 「森友・加計問題」野党の皆さんは、どうすれば解決したというのでしょうか? 自らの主張を全面的に認めよ。私にはこう言っているようにしか見えません。 「証拠価値あるもの」はすべて、「問題なし」となっているわけえですから、もうこれを証明するのは「不可能な話」でしかありません。 つまり解決方法なき解決を迫っている。ということです。 本当に嫌になります。 国民のコンセンサスという観点から見れば「拉致問題の解決」すなわち日本人拉致被害者の全員救出は、国民の近さんさすを得ている問題だと思われますし、明らかに「森友・加計問題」よりも優先順位は高いはずです。 しかも、今「朝鮮半島有事」が現実になる可能性があります。 その時、「我が国はどうやって拉致被害者を救出するのか?」当然、その事態に対応する方策が議論されているはずではないでしょうか??? 「現憲法の制約によって、自力では救出できない。米国に依頼するほかない」 このようにかつて安倍総理は参議院の予算委員会で答弁しています。 これでは、独立主権国家として恥ずかしいことですし、何とかしなければならないとは考えないのでしょうか??? これは「拉致被害者の全員救出」という国民のコンセンサスが出来上がっている課題です。 「国民の生命財産を守れない」でよいのでしょうか??? それとも、拉致された被害者の皆様方は「国民」「同胞」ではないのでしょうか??? 「護憲」などと言う方々は、ではどうやって、救出するというのか具体的に案を提示するのが責務でしょう。 そうでなければ現憲法は「自国民を救出できない。(自国民を守れない)」憲法にどう則ってどう動くのでしょう??? それとも「現憲法」を守るためならば、「拉致被害者の方々は全員犠牲になってもらう」とでも言うのでしょうか??? それならそうとはっきり言ってもらいたいものです。 「米国にお願いするしかない」というなら「対米従属」は仕方がないのではないでしょうか。。。 皆様方、考えてみてください。 自分の子供がさらわれたのに、当人はみているだけで隣の人に「助けてください」と言っているのと同じなのです。 皆様が隣の人であったらどうしますか?どう感じますか? 当事者は安全なところで見ているだけなのに、第三者でしかない自分がなぜ「危険を冒さなければならないのか?」きっとそう考えるはずです。 そのようなお願いをするならば、やはり相応の要求にこたえておかなければ、とてもではないが「納得できない」ことでしょう。 我が国は、今そのような状況なのです。 少なくとも単独では救出できないが、一緒に戦ってください。一緒に救出しましょうとならなければ、おかしいでしょう。 私は、「護憲」を唱える方々は、本当ななにも考えていない人ではないかと思っています。 それとも「現憲法」に則って、北朝鮮の言いなりにでもなるというのでしょうか??? 「話し合い」で解決するようなものを「拉致」などしない。 このようなことくらいは理解してもらいたいものです。 もしも「話し合いだけで解決する自信」がおありでしたら、ぜひ「外交官」になっていただきたいものです。 国民のコンセンサスが得られている事案にしてこの体たらくぶりなのです。 勿論、自民党もこの事案に対して「有効かつ可能な手立て」を提示しているとは言えません。 安倍総理は「米国にお願いするつもりでしょう」 あるいは超法律的措置を自衛隊に命じるのでしょうか??? 現憲法によって、名誉を奪われ、自らの行動の手足すら縛られて、「救出しに行け」そんなことがいえるはずはないでしょう。 少なくとも「名誉」は与えなければなりません。 それが九条三項に自衛隊を明示する。というなら一つの理屈は通ります。 しかし、それすら反対する人たちは、どうするつもりなのでしょう??? 共産党は「米軍出て行け」と言いながら、「拉致被害者を救出してください」と米国にどの面下げてお願いするのでしょうか??? そのような能力を唯一もつであろう自衛隊を違憲と認識する共産党は、自衛隊を派遣しないのでしょうか??? さっぱりわかりません。 現状の安保法制ですら、米軍が救出した拉致被害者を運ぶ米艦、米機を公海上で護衛するだけです。 「安否法制」をなくしたら、公海上で我が国の拉致被害者を乗せた米機、米艦を領海に入ってくるまで護衛することすらできなくなります。 それでも「廃止」なのでしょうか??? さっぱりわかりません。 なぜ、「森友・加計問題」が「邦人救出」「拉致被害者救出」よりも大事な問題なのでしょうか??? さっぱりわかりません。 少なくとも「安保法制」を拉致被害者救出に使えるように制度を見直すべきではないのでしょうか??? そのことよりも「森友・加計問題」は最優先、最重要な課題などというのでしょうか??? どうすれば「国民を守れるのか?」 「国民を守れないことによって、どれほど国家の威信が傷つくのか?」 ちっとも考えてはいないのでしょう。 そうでなければ、お答えいただきたいものと思います。 文責 上田 和哉 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.10.10 12:10:07
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