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カテゴリ:生命科学
ミクスオンラインニュースより このニュースが面白い。 2012/01/11 05:02 本誌が製薬企業63社(内資42社、外資21社)の昨年11月下旬時点における後期開発品559プロジェクトを調査・分析したところ、今年新薬の上市ラッシュとなる可能性が高い企業はアステラス製薬であることを示唆する結果が得られた。申請中のプロジェクト数がファイザー、ノバルティスと並んで最多の6プロジェクト。そのうちアステラスは新規化合物数で4品目とトップだった(残り2品目は適応追加など)。詳細(企業別後期開発品リスト)はミクスonlineに掲載中。 アステラスが現在申請中の新規化合物は、▽ガバペンチンエナカルビル(予定適応症:レストレスレッグス症候群)▽アコチアミド(機能性ディスペプシア)▽デガレリクス(前立腺がん、1カ月製剤)▽ビキサロマー(高リン血症)――の4品目。ただし、ビキサロマーは昨年3月に承認申請を行っているため、今年の上市は難しそう。同剤を除く3品目のなかで注目したいのはデガレリクス。同社が重点領域と位置づける泌尿器領域を強固にする新薬になるとともに、今後の重点領域であるオンコロジー領域では同社にとって国内第1号となるため、同市場への参入の足掛かりとなる注目の製品になる。 なお、申請中のプロジェクト数が多いメーカーは、エーザイ、塩野義製薬、日本イーライリリーがいずれも4プロジェクト。GSK、アストラゼネカ、協和発酵キリン、BMS、MSD、化学及血清療法研究所、帝人ファーマがいずれも3プロジェクトとなっている。 もうひとつ面白い記事が。こちらは日本の大学の国際競争力に関する記事。 日本の大学はグローバル競争で生き残れるか――世界大学ランキング評価担当者に聞く(4) 以下引用。 欠点の前にポジティブな話をすると、日本の優れた点は大学の評判だ。1万5700人のピア(同じ学会、学部の研究者・教員)が、日本の大学の研究や学習環境について高い評価を与えている。この項目だけで見れば、東大はトップ10に入っている。それが世界における日本の大学の強みといえると思う。学生と教職員の比率、学生と博士号の比率といった項目でもスコアが高い。 ネガティブな点は、グローバルな視野に立った活動だと思うが、これは現在各大学で進めている施策に引き続き取り組めばクリアできる。だが、より根本的な問題として、資金面での弱さがある。 教育環境を整える、優秀な教職員に相応の報酬を支払う、優れた研究結果に対して投資をする、ということが、学生のよい学習体験や、優秀な学生の獲得につながる。日本政府もこうしたことをきちんと認識しなければ、世界に後れをとってしまう。優秀な大学は、その国の経済の牽引役として将来の成功のカギを握る。 ブログ村で蛋白質立体構造関連のブログを探してみる お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.04.09 11:24:48
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