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カテゴリ:読書感想
私:俺がこの本を読んだのは4月23日だが、それから駅やビルなどの男子トイレで気になっていることがあるんだ。 A氏:何が? 私:この本に男子トイレの原則というのがあって、5つの便器が並んでいる図まで描いて説明がある。 そして、一番使われるのは一番奥の便器、使われないのは一番手前の便器だという法則だ。 心理学では実験で確認されているという。 それから、駅やスーパーなどのビルのいろいろな男子用トイレに入るたびに便器の配置が気になりだしたんだよ。 A氏:どんな点? 私:まず、この本の絵のような配置の男子用トイレはあまりないのではないかという点だね。 入口には洗面所があるが、次にトイレとの間に大抵、薄い壁があるね。 これが男子トイレの便器を見る視線を遮断している。 そして薄い壁を隔ててトップにあるのは、多くは枠がはまっている身障者用の便器だね。 これが一番、見えにくい位置にあるね。 A氏:なるほど、逆に、一番奥は一番多くの視線を集めやすい、というわけか。 私:身障者用の便器の位置は、移動距離を少なくするためだろうか、一番入口に近いところにある。 この枠のためか、奥に便器が引っ込んでいるから、見えにくい。 他の便器も同じ面でずらっと並んでいることが多いのではないの? A氏:そういえば、そうだね。 そういう男子トイレが多いね。 私:だから、逆に、空いている場合、身障者用トイレか、その隣が一番、後から人が来ても見られにくい便器になる。 そして、奥の便器は後から来るすべての人に見られやすくなるね。 だから、奥の便器はこの場合、一番使われていないのではないの? これは心理学の実験よりも掃除の人に汚れ度合いを聞いてみたほうが、正確に分かるのではないの? A氏:そういえば、俺のスポーツクラブの男子トイレは便器が2つだが、入口に洗面所があり、トイレとの間に薄い壁がある。 これがトイレをかくしている。 だから、入口側の便器のほうが後からきた人から見られにくいね。 そのせいか、入口側の便器がいつも汚れがひどいように思っていたね。 私:一番入口の便器は他の人が出入りしたときに気になるというが、背中を出入りしているのは気にならないのではないの。 問題は視線だよ。 他人の視線が気になるのではないの? A氏:そうだね。 空いているときは、一番奥の便器にいると、後からきた人の視線が身体の横に来るね。 入口の便器は洗面所との境の壁があるから、後から来た人の視線は壁でさえぎられて、背中にしか来ない。 私:横からの視線を受けやすいという点から見ると、そんな気がするね。 これが俺の男子トイレの法則だね。 A氏:君がこないだまとめた「目線」の関係かね。 私:この著者は演劇も関係しているようだけれど、もう一度、「目線」という著者の業界用語という観点から、本を取り出して、ざっとさがしてみたけど「目線」という単語は見当たらなかったね。 ついでに視線という単語をさがしたが、これも見当たらなかった。 身体表現のことや舞台のことも書いている本でありながら、視線という単語が見当たらなかったのが気になったね。 A氏:君と「目線」が違うのではないの? 私:シャレかね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.07 06:18:16
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