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カテゴリ:映画
監督 李相日(り・さんいる)
昭和40年、エネルギーが石炭からしだいに石油に変わる中、炭鉱の合理化(要するに首切り、今で言うリストラ)が進められていた。 福島県の炭鉱町で会社が生き残りと雇用の創出をねらってハワイアンセンターを建設することになる。仕事に誇りを持つ労働者・労働組合は反発する。会社はダンスの先生を東京からつれて来るが、この先生実は田舎を軽蔑し、ド素人の娘たちを教える意欲もない。 ということで物語が始まるが、大まかな展開は読めてしまうし実際その通りに進んでいく。 でも泣けるんですねぇ。 先生を演じる松雪泰子、成り行きで入ってしまったダンサーのリーダーに成長する蒼井優、荒っぽさの中に優しさがにじみ出る豊川悦史、その他の脇役もすごく良い。 南キャンのしずちゃんは「少しジャマ?」と思いながら観てたけど、お父さんの遺影に向かって微笑むカットが抜群に良かった。ラストシーンの蒼井優のソロは大拍手。上手すぎてウソっぽいというねじれた感想もとりあえず吹っ飛んでしまう。 それにしても今年の邦画は大豊作だね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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