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カテゴリ:映画
監督 ピーター・チェルソム
言わずと知れた周防正行監督の傑作「Shall We ダンス?」のハリウッド版リメイク。ほぼオリジナル版を踏襲した作品で、楽しめると同時にオリジナル版の完成度の高さを再確認させられる。 リメイク版にありがちな消化不良もなく、特にリチャード・ギアは役所広司に負けない味を出している。まじめな男が決して不真面目ではない家族への秘密を持ち、しだいにいきいきしていく様子に深く共感できる。 ジェニファー・ロペスは魅力的だけど、ダンス教室の生徒にしだいに心を開くようになる過程の描き方が物足りない。 スーザン・サランドン演じる妻はオリジナル版とずいぶんキャラクターが違って、それなりに素敵だけど、この人ならうじうじした旦那なんかさっさと離婚してしまいそう。だから、でもあるのだろうけど夫は思い切り妻への愛情を表現する(日本的感覚からすると気恥ずかしい)。そこに文化の違いが見える。たぶんアメリカの感覚では役所広司は妻を愛しているのか否かわからないのだろうなと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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