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2007.07.28
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カテゴリ:映画
監督 ミケランジェロ・アントニオーニ(1962年)

 アントニオーニの作品なので当然好き嫌いが分かれる。私は好き、というより同情的に観てしまう。変な言い方だが、つまり「とても良いけど、もう少しわかりやすくしないと売れないよ」と言ってあげたくなる作品である。

 しかしこの作品はヒット作である。なぜかと言えば「太陽がいっぱい」で脚光をあびたアラン・ドロンが出ているからだろうし、それを意識した邦題のつけ方(原題は「日食」というような意味なのでまるで外れているわけではないが)も日本での観客動員には寄与したかも知れない。

 アントニオーニの作品で初めて観たのは「情事」だった。ストーリーらしきものがほとんどないのにぐんぐん引き付ける美しさに圧倒されたのだが、作品としての完成度はこちらの方が高いように思う。

 ストーリーはあまり関係ない。貧乏を恐れる人、孤独を恐れる人がそれぞれに苦しみ、救いを求めるが結局抜け道が見つからないという物語で、都会の無機質さ、東西冷戦に対する不安、心が通じ合わない男女、そんなことがほとんど説明なしに描かれる。
 物憂い目と立ち姿の美しいモニカ・ヴィッティ、そして絶世の美男子ではあるが俗物くさいアラン・ドロンが見事にはまっている。

(BS2で鑑賞)





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最終更新日  2007.07.28 23:21:38
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