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2009.03.06
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教育の実践場面で「子どもたちの競争心」を刺激する場合は少なくないでしょう。それは教科の領域だけでなく「特別活動」の領域でもいえます。

 例えば、正副室長が中心になって6クラス合同のレクリエーションを(第1学年の5月に)実施したことがありますが、ゲームを盛り上げるためクラス対抗にして、上位チームに「景品」を出す企画を一緒に考えました。

 そして又、私が担任していたHRで「水車の回る店づくり」をしたときも、「他のクラスが絶対に取り組まないような企画を考えよう」といった呼びかけをしています。いずれも子どもたちの「競争心」を刺激する方法だと言えるでしょう。

 さて、それでは「競争心」を刺激する場合の留意点は何でしょうか?
 実際の行動や活動に際して「競争に勝つことが目的ではなく大切な指導目標は別にある」ことを指導者が意識すること、子どもたちが行動・活動の「振り返り」をする時に「勝ったかどうかとは別の成果」に目を向けるよう指導することだ、と私は考えています。

〔実践例1〕

1、クラス目標の提案・決定

・「球技大会」に向けて、(担任を交えた「会議」の末)ホームルームの役員が、「何が何でも優勝しよう」という目標をクラスに提案・討議した結果、それを「クラス目標」にすることを決定
 ここでは、「最初から負けることを前提に“目標”を決めるべきでない」、といった意見交換も含めて討議をした。

・「優勝するためには何が一番大切か」について討議する中で、具体的な取り組み(「励ましあう応援をする」、「競技を途中で投げ出さない」など)を、クラスで決定。

2、「球技大会」当日の取り組み

 決定に沿ってクラスの生徒は競技・応援などに全力を尽くすが、残念ながら「優勝すること」はできなかった。

3、取り組みの振り返り(総括)

・クラスで総括会議を行い、クラス決定が達成できたかどうか、一つひとつの点について討議・確認していく。そして、「目標は達成できなかったが、“目標を達成するための取り組み”(応援、競技に全力を尽くす)は全員で実行できた」ことを確認。

・球技大会の前と後を比較して、「クラスが変わったことは何か」意見を出し合う。「チームとして全力を尽くしたり、声をそろえて応援することでクラスメートに対する信頼が高まった等々」を出し合い、それが「大切にすべきクラスの財産であること」を確認

 さて、具体例をひとつ出しましたが、これは「クラスという“ひとつの社会”の中で声を掛け合い協力する力」を育てたり、「原案⇒討議・決定⇒実行⇒総括」という民主主義のスタイルを学ばせる、という“指導目標”を常に意識しながら「手段として競争の刺激を取り入れた」実践だといえるでしょう。

 私の「クラスづくり」の実践も、「他のクラスがしないような企画」を実行していくことを通して“他者に働きかけ、活動をつくり出す力”、“集団を分析し新しい人間関係をつくる力”などを個々人が獲得し、成長していくことを意識したものです。
 
 他方、部活動の競技であれば、HR活動や生徒会行事以上に競争を意識することになります。確かに「勝つために全力をつくして活動する」からこそ多くの貴重な体験ができるわけですが、それが教育である以上、目的は「勝つこと自体」ではなく「子どもたちの成長」でしょう。

 現実の部活動においては、同じ部のある者は全国大会入賞、他の者は都道府県の予選で敗退」、といったことがおこったり、「真剣に誠実に活動を続けたが3年間正選手になれなかった」、という結果も起こりえます。

 そのような現実の中で、ともすれば「負けた自分はダメだ」という意識になりやすいのですが、教育者は常に“指導目標”を意識し「活動を通して獲得している“価値”」に目を向けるような“振り返り”を促していくことが大切だと考えるのです。
 
(教職員同士の「いい意味での相互刺激(切磋琢磨)」を促す職場作りの例は次に回します。)

 教育問題に関する特集も含めてHPしょうのページ​に
(yahoo geocitiesの終了に伴ってHPのアドレスを変更しています。)


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Last updated  2019.03.30 13:32:22
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