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カテゴリ:science
免疫がうまく働かない難病「クリオピリン関連周期性発熱症候群」(CAPS)の患者の皮膚細胞から、iPS細胞(新型万能細胞)を作って病気の状態を細胞レベルで再現することに、京都大iPS細胞研究所の研究グループが成功しました。
国内の患者数は推定50人という極めてまれな病気で研究が遅れていましたが、iPS細胞を活用することで、治療法の開発などにつながりそうです。 CAPSは、乳幼児期から発熱を繰り返し、関節が膨れあがって歩行困難になる病気です。細菌の感染を感知する遺伝子の突然変異が原因で、炎症を起こす物質が体内で大量に作られて発症します。炎症を抑える薬が最近米国で開発されたが、毎日注射する必要があり、国内では未承認です。 患者さんが少ない病気は、治療法の開発も進まないというジレンマがありましたが、少し明りが見えてきたようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.10.26 15:45:20
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