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2013年09月07日
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カテゴリ:急性期リハビリ

急性期を担当いていて、患者さんの中には高カリウム血症を呈する方もいます。
詳細はいろいろあると思いますが、リハビリをする上での確認点などまとめました。

以下は、あくまでも自分用のメモです。
カリウムの値だけでなく、輸液や投薬を確認することによって、治療経過を把握しやすいと思います。

 


<高カリウム血症>
◆ 正常範囲は3.3~5.0

◆ 症状は神経・筋症状(低換気、脱力、筋力低下、弛緩性麻痺、下痢)、心伝導障害(不整脈、心室細動、心停止)

◆ 6.2以上では重篤な心電図異常となる可能性があるため、要注意。

◆ 6.5以上では直ちに治療を行う必要あり。

◆ 心電図異常に注意する。心電図モニタがついている場合は、心電図を確認する。
   カリウム5.5~6.5でT波上昇
   カリウム6.5~9で、P波消失し、除脈30~40拍/分となる。
    (P波が消失すると、自動能が働き房室結節での興奮の開始となるため。)

◆ 腎機能の低下でも、高カリウム血症となるため、腎機能の血液データを確認する
  (BUN、Cr、eGFRなど)

◆ ソリタ1号などのカリウムフリー(カリウムが含まれない)の輸液に変更される場合がある。

◆ アーガメイトゼリー、カリメート(腎疾患の高K血症治療薬)や、利尿薬などでカリウムを減少させる治療が行われることがある。

もちろん、医師からの指示によりますが、
離床する観点では、
「高カリウム血症の場合は、特に不整脈に注意する」
となるでしょうか。


参考資料 「病気がみえるvol.8 腎・泌尿器」

病気がみえる(8) [ 医療情報科学研究所 ]





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最終更新日  2013年09月07日 22時16分50秒
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