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テーマ:柴犬同盟(13522)
カテゴリ:日々の出来事
今日は穏やかで暖かいお花見日和。 でも、家族は仕事や学校と、それぞれの用事で出かけてしまいました。 近くの公園では、桜が最後の艶姿を披露してます。 家族も出かけてしまったし、私は今日は何の予定もないので、犬の散歩がてら、桜が咲き乱れる公園に出かけようと思いました。 さて、公園に向かって少し歩くと、黒い柴犬がいるおうちがあります。 この子の名前は知らないので、我が家では「クロワンちゃん」と勝手に名付けて呼んでいます(笑) 娘が、「最近、クロワンちゃんが元気ないよ」と言っていましたが、そういえば昔は、通りかかるといつも尻尾を振って寄ってきたのに、最近はうつろな眼で反応がありません。 うちのワンコが誘惑(?)しても、無視です・・・・(~_~) なので、最近はチャッピーもクロワンの家の前を素通りするようになっていました。 でも、今日はなぜか、クロワンのつながれている小屋の前まで行って、見つめているんですよね(*^_^*) 最初は無反応だったクロワン君も、チャッピーが熱い視線を向け続けるので、とうとう小屋から出てきました。 でも、元気がなくて悲しそうな表情です。 いったいどうしたんだろう・・・おじいちゃんに何かあったのかな? などと思って、ふと犬小屋の周りを見ました。 すると小屋の側には、何やら自動給餌器らしきものが置いてあり、雨水でふにゃふにゃになった餌が給餌口に出ています。 確か雨が降ったのが一昨日の夜だから、この餌は丸二日近くそのままの状態で置かれてあったに違いない、と思いました。 小屋から出てきて、お腹が空いていたのか、クロワン君はふやけてグチャグチャになっている餌を食べ始めました。 「こんな餌、うちのチャッピーなら絶対に食べないだろう」と思いましたが、そんな餌でも食べているクロワン君はそうとうな空腹に耐えかねていたのかもしれません。 私は何だか気の毒になって、家に引き返して、チャッピーのおやつとして買っておいたビーフジャーキーやビスケットを少し持って来て、クロワン君にあげました。 すると、彼は飢えた狼が餌を貪るように、すごい勢いでガツガツと食べ始めました。持ってきたおやつがなくなると、切羽詰ったような声で「キュウ~~ン」と悲壮な声で鳴きました。 これじゃ、全然足りないんだ・・・・ 私はもう一度家に帰って、今度は餌とおやつをたくさん持って来ました。 よその家の犬に、勝手に餌をあげるのはちょっと後ろめたい気持ちなんですが、このワンコの置かれた状況を想像すると、止むに止まれぬ気持ちでした。 老犬用の餌なので、まだ若いクロワン君の口に合うかどうか分かりませんでしたが、手のひらに乗せてあげてみると、それこそ必死で、ものすごい勢いでがっついて食べていました。 本当に、よほどお腹が空いていたのでしょうね。。。。。 この家の人は、今、どこにいるんだろうか? 留守のようで、物音一つしません。 もしかして、やはりおじいちゃんに何かあったんだろうか・・・・? クロワン君は、仔犬の頃から知っているワンコです。 この子が小さい頃は、いつもおじいちゃんが散歩に連れて歩いていました。 我が家の前まで来ると、同じ柴犬のよしみかどうか、うれしそうに尻尾を振って、うちの犬と絡んでいました。 時には、脱走して我が家に来てしまったこともありました。 一応、相手は男の子だし、勝手に遊ばせておくわけにもいかないので(笑)、クロワン君のおうちまで連れて行くのですが、それがクロワン君には気に入らないようで、「ガォ~」って、すごく怒るのでした・・・(^_^;)>もっと遊んでいたいよぅ~~~ってことね(笑) そんなクロワン君ですが、飼い主のおじいちゃんが、数年前からどうやら認知症になってしまったようなのです。 以前は、家の前を通りかかるといつもあいさつしていたのに、道ですれ違って、こちらから声をかけても、私が誰だかわからない、という顔をしていました。 そうこうするうちに、子ども夫婦が引っ越してきて同居するようになりました。 このご夫婦の奥さんとは、顔を合わせた時に何回かあいさつした程度で、特に付き合いはありませんでした。 そんなに積極的に、近所付き合いをするような人達でもなかったし・・・。 なので、クロワン君の置かれた状況にも気付きませんでした。 よくデイサービスの車が来ているので、おじいちゃんは昼間はそういう施設に通っているのだと思います。 留守がちになるので、きっと自動給餌器を買ったのかもしれません。 でも、せめて雨水が入らない場所に設置してあげて欲しいですよね。 グチャグチャになった餌は、犬といえども可哀相です。 でも、犬の世話にも手が廻らないほど、介護が大変な状況なのかもしれません。 今度、この家の方に会ったら、声をかけてみましょうか? さて、クロワン君が夢中で餌を食べているうちに、私達はお花見の公園に向かいました。 その公園は、大きな桜の木が何本も立っていて、地面には桜の花びらのじゅうたんが敷き詰められていて、ちょうどよい見頃になっていました。 桜は散り始めた頃が、一番美しいな、と私は思います。 誰もいない公園で、リードを離してチャッピーと駆け回って遊びました。 お互いに歳も歳なので(笑)、駆け回ったのはほんの数分だけですけどね・・・・(^_^;) こうして、約1時間の散歩が終わり、家に帰りました。 ただ今、チャッピーはベランダに出して、ひなたぼっこさせています。 家の中で飼うと、犬も太陽の陽を浴びる機会が少なくなります。 やはり、植物だけでなく、人も動物も陽の光は大切。 太陽を浴びなければ、骨が丈夫にならないんですよね。 ガラス越しの光ではダメなんです。 ・・・というわけで、我が家では天気の良い日は、強制的にベランダに出して犬を陽に当ててるのです。(^_^)v お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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不謹慎ですが、名犬シロの介護をしていたとき(数ヶ月ですが)、老人介護とは大変だろうなーと思いました。シロはボケてはいなかったですが。
大好きだったお散歩にどうしても連れていきたかったので、大型犬用のキャリーカーを購入したのですが、最後の二ヶ月は抱きかかえてあげないとダメな状態でした。 15キロ弱の体重でしたが、私は腕が痛くなり腱鞘炎になってしまいました。 シロを介護することができて私はよかったと思っていますが。。。 ご近所だったらクロワン君の散歩ボランティアをしてあげたいですが、最後まで続けてあげられないのならかえって可哀想なことになりますし、難しいですね。 (2007.04.07 19:55:11)
sweetrendezvouzさんへ
近所のクロワンくん心配ですね。 大好きなご主人が変わってしまったことでわけがわからず傷ついているかもしれませんね。sweetrendezvouzさんのことわからないみたいってことはクロワンくんとの事もわからないかもしれませんね。 クロワンくん以前は幸せだったでしょうから、今の状況は尚更辛いでしょうね。 よく知らない人に声をかけるのは難しそうですね。でも黙って見ているのも・・・。クロワンくんのおじいちゃんの娘さんと思われる方は動物への虐待をしているわけではないのですね? 近所を散歩していると庭に繋がれたままで散歩もナシ、小屋のまわりは汚れ、犬は穴掘りばかりしているというような光景を目にすることがあります。犬は飼い主を選べないから気の毒、何か出来ないかどうしたらいいのかと考えて、結局どうすることも出来ないのが現状です。 クロワンくんこの先どうなるのでしょう。 (2007.04.07 22:21:48)
ぼたんの花さん、こんにちは。
>老人介護とは大変だろうなーと思いました そうですね。介護は大変です。犬の世話まで、気が回らない状況は想像できます。 ですから、飼い主を責める気はないんですが、ワンちゃんが可哀相だな~と思っています。 >ご近所だったらクロワン君の散歩ボランティアをしてあげたいですが、最後まで続けてあげられないのならかえって可哀想なことになりますし、難しいですね。 うちも、散歩は自分の家のワンコだけでもやっとなので、よその家のワンコまでは手が回らないように思います。 一緒に散歩に連れて行くのは、年齢の違う犬だと無理ですしね。 うちは老犬なので、ゆっくり休み休み行かないとダメなので、まだ若いクロワン君と一緒には難しいかな・・・と現実的に考えると、簡単にお手伝いしますとは言えません。 でも、エサ係くらいは、申し出ても良いかな? (2007.04.09 14:18:06)
ろこタンさん
>大好きなご主人が変わってしまったことでわけがわからず傷ついているかもしれませんね。 それもあるし、その上、飼われ方というか待遇がずい分変わってしまっているように思います。 >sweetrendezvouzさんのことわからないみたいってことはクロワンくんとの事もわからないかもしれませんね。 そうですね。クロワン君も悲しいかも・・・(T_T) >クロワンくんのおじいちゃんの娘さんと思われる方は動物への虐待をしているわけではないのですね? 放置するのが虐待といえば、虐待かもしれませんが、わざとそうしているわけではないから・・・ 人間の子どもなら、児童相談所とかに相談する方法がありますが、犬の場合はどういう手立てがあるのでしょうかね? >クロワンくんこの先どうなるのでしょう。 一番良いのは、犬好きな新しい里親さんに引き取ってもらうことだと思いますけど、なかなかうまくはいかないでしょうしね。。。。 (2007.04.09 14:26:11)
sweetrendez-vousさん
すみません。コメントに返事を書いて下さっているのに気付かずに。 やっぱり「里親探し」は難しいのでしょうか? なんともクロワンくん気の毒です。 実際に知っているsweetrendezvouzさんは気になるだろうし、心配でしょうね。 クロワンくんはsweetrendezvouzさんが訪ねてくるのを楽しみにしているかもしれませんね。それだけでも以前より幸せでしょう。 (2007.04.09 23:24:32) |