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テーマ:徒然日記(22825)
カテゴリ:四方山話
長期戦は、長期であるがゆえにどうにもダレてしまう。今はまだ「嵐の前の静けさ」なのだろうけれど、解散してしまった後であるがためか政治関連の報道が極端に減った印象だ。
民主党のマニフェストの原案となる「政策集INDEX2009」なるものがメディアでは取りざたされている。もっともまだ民主党ホームページでは公開されていないようだが。 公開されていないので私は読んでいないが、報道での評価から類推するに、どうやら、「国民の生活が第一」というキャッチコピーとは、印象が異なる項目もあるようだ。 民主党政権となっても、根本的な変化がおこるというよりも、どうも現自公政権の施策の手直しを行う、程度ということではないのか。そんな気がするのだ。たぶん自民から民主と船頭は変わったけれど、進む航路は同じだということだろう。 「国民の生活が第一」とはすなわち「私の生活が第一」ともいえる。さまざまな制度がまず「私の生活を第一」に考えたものだ、という実感が得られてこそ、負担への納得が得られるはずではないか。 民主党にとって「国民の生活が第一」という主張は具体的には「コイズミ構造改革」からの大転換を意味するはずだ。今をどう変えるのか。これが問題だ。 「コイズミ構造改革」は結局のところ国民に痛みを強いただけだった。 企業が史上最高益となっても、分配率は下がるばかりだった。 非正規雇用問題では、雇用の不安定すなわち社会の不安定を増長しただけだった。 介護や医療制度は、予算を減らすことが最優先課題となって、結果「医師不足」に拍車がかかった。 財政再建待ったなしだと声高に叫んでいたが、財政再建ができたとして誰がうれしいのだろうか。国民に我慢を強いた結果の財政再建では、うれしいのは霞ヶ関だけだろうに。 この「コイズミ改革」から民主党はどう変えてゆくのだろうか。 今のままの「政権交代」を目的とした民主党には「納得」のできる主張は見えてこない お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 25, 2009 07:06:08 PM
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