メタボより怖いロコモ 「自分の親も」6割近くが不安
おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。2013年度から始まった第2次 健康日本21の主目的は、健康寿命の延伸なので「ロコモティブシンドローム(ロコモ、運動器症候群)」関連記事が増えています。50代以上の半数がロコモ予備軍といわれていますので自分の親も心配になって当然だと思います。日本整形外科学会が作った「ロコモ度テスト」は簡単にできますのでやりましたが、私は67歳で、脚力は20代、歩幅は30代、日常生活25はゼロ、7つのロコチェックもゼロでした。テストは、脚力や歩幅の測定と日常生活について25項目の質問に答える「ロコモ25」でできます。.人間は動物なので・動かないと動けなくなる・動かないと認知能力も低下する・動かないとQOL(生活の質)が低下する・動かないと身体が硬くなり、怪我をしやすくなる・動かないと老化が進む・楽をすると楽なことしかできなくなるそして、サルコペニア、さらに進んでロコモとなり、寝たきりになって寿命まで短くなるなるわけですが、1日10分程度でも有効という研究結果や運動はどんなやり方でも効果があるなど手軽な運動法がまとめられた記事が出ています。体力テスト調査の結果では、男女ともに40代後半から体力がガクっと低下するのでロコモ予防は40代からはじめたいわけです。また、ロコモは予備群を含めると約4700万人といわれていますが、40歳以上の8割がロコモ・予備群と推定されているそうで、寝たきり予備軍にもなります。ロコモの3大原因は ・筋力低下・バランス能力低下・運動器の疾患 なので十分な予防はできます。一方では、長期戦略の苦手な日本は1961年からの国民皆保険制度で発展して50年以上経過した日本の西洋医学は国民の健康増進には貢献できず、50年間で医療費は国民所得比で3.54倍になっています。1970年から健康増進政策を開始して40年以上経過しても国民の健康状態は悪くなる一方という実に情けない厳しい現実があり、2012年の人間ドックの「A(異常なし)」+「B(軽度異常現在心配なし)」がわずか7.2%という非常事態で、過去の日本の健康増進政策を整理すると、◆1970年 保健栄養学級の開催◆1978年 第一次国民健康づくり政策 成人病予防のための1次予防の推進 健康診査の充実◆1988年 第二次国民健康づくり政策 アクティブ80ヘルスプラン 運動習慣の普及に重点を置いた健康増進事業の推進◆2000年 第三次国民健康づくり政策 21世紀における国民健康づくり運動 健康日本21 一次予防の重視と健康寿命の延伸、生活の質の向上 ・2003年5月 健康増進法施行 ・2008年4月 特定健康診査・特定保健指導 ・2011年4月 スマートライフプロジェクト 健康寿命をのばそう◆ 2013年 第四次国民健康づくり政策 第2次 健康日本21 健康寿命延伸・健康格差の縮小 運動不足を感じている人は日常生活の中にトレーニング要素を入れることをおすすめしますが、やるかやらないかだけで、やらない理由は見つけにくいと思います。心身の健康状態をよくし、ロコモを予防して体力をつけることは簡単ですので、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。ロコモ関連ウェブサイトロコモは早期発見から予防の時代へメタボより怖いのは「ロコモ」!? 40代からの対策で“大きな差”ロコモ関連ブログ骨粗鬆症は病気 ロコモ、寝たきりの原因に 最悪寝たきり 見た目に出づらい「サルコペニア肥満」 危険度をチェック 体操講座やCMも 「ロコモ」防止へ行政が対策要介護の主原因「ロコモ」-整形外科学会がテスト作成「メタボ」の次は「ロコモ」が来る!筋肉が衰えたサルコペニア肥満防げ 下半身筋トレ習慣に新・国民病「ロコモ」、特効薬はスマホ連携ギアロコモの入り口「サルコペニア」とは?50代以上の半数がロコモ予備軍****************************【以下転載】**************************** 「ロコモ チャレンジ! 推進協議会」(泉田良一委員長)が全国の20代から70代以上の5029人にインターネット調査をした。注目すべきは、「あなたのお父様・お母様がロコモティブシンドロームになってしまうことへの不安は感じますか」の質問に、「すでに該当する」が11・1%、「現在は該当しないが不安をかなり/やや感じる」が44・8%、合計55・9%で、回答者の半数以上が父母のロコモに不安を感じているとわかったことだ。男性(48・3%)より女性(63・5%)のほうが不安度が高く、特に50代(75・3%)、60代(88・8%)は強く不安を感じている。父母がロコモに該当するか不安があると答えた人に、父母がロコモ改善・予防のために、実践していることを聞くと最も多いのは「食生活に気をつける」(22・3%)。次いで「医師や専門家の治療を受ける」(20・1%)。一方、「わからない・何もしていない」も約5割を占めた。ロコモ改善・予防のために父母に薦めた行動では、全体では「食生活に気をつける」(15・7%)と「よく歩く、階段を使う」(15・6%)でほぼ同スコア。「わからない・何もしていない」が約6割を占める。ロコモを理解している人についてみると、「食生活に気をつける」(25・7%)、次いで「よく歩く、階段を使う」(28・3%)と、全体に比べ10ポイント以上高くなっており、やはりロコモ理解が大事だとわかる。ロコモという言葉や意味の認知度は36・1%で昨年度より約10ポイント上昇。特に女性の50代から70代以上でほぼ半数が認知していた。国の認知目標8割にはほど遠いが、骨折などの危険が高い高齢女性の認知が上がっている点は評価できる。自分自身のロコモの不安を聞いた質問では、ロコモに「該当」「不安をかなり/やや感じる」を合算すると47・8%となり、全体の約半数がロコモに不安。男性より女性のほうが不安度が高く、特に30-50代女性は不安を強く感じている。都道府県別ロコモ認知度と不安度では、認知率が最も高いのは佐賀県(67・4%)、次いで秋田県(51・1%)、石川県(50・0%)が50%超。「該当する、不安」のスコアが最も高いのは秋田県(60・0%)、次いで岡山県(59・6%)、宮崎県(58・0%)だった。自治体の取り組み方によって差が出ているようだ。 (木村進)■ロコモ ロコモティブシンドローム=運動器症候群の略。筋肉や骨などの衰えで歩行などに支障を生じ要介護リスクが高まる。予備軍含め4700万人が危機にある。(出典:ZAKZAK)