カテゴリ:日本文化
クロニクル 芥川自殺
1927(昭和2)年7月24日 93年まえのことです。この日未明、芥川竜之介が田端の自宅で、睡眠薬自殺を遂げました。36才でした。 芥川は、東京帝国大学在学中の1916(大正5)年に、『新思潮』に短編「鼻」を発表して、夏目漱石に激賞され、作家としてのスタートを飾りました。「羅生門」「地獄変」「芋粥」「蜘蛛の糸」など、古典に題材をとった完成度の高い作品を発表しましたが、やがて題材を現代に変え、晩年には強度の神経衰弱に悩まされていたようです。 自殺の動機について、芥川は、遺作となった「或旧友へ送る手記」の中で、「何か僕の将来に対する、唯ぼんやりとした不安である」とのみ、記しています。 作家に限らず、芸術家の営みは、孤独な作業です。そんな作業を営々と営み続ける中で、生とは何か、死とは何かなど、人の営みの根源を問うこともあるでしょう。そんな営みを通じて、死への誘惑にかられることも、多いのかなぁ…と、そんなことを考えました。 でも、誘惑には負けたくないですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんばんは・・
誰しも一度は死の誘惑が訪れる・・といいますね 死のうとする自分に酔っているうちに本当に死んでしまったのでしょうね 私はいじめられて「死にたい」と思ったけれど、(今、死んだらあいつらが喜ぶだけだ)と止めました 何度もそういうことがあったけど、あの時死ななかったから・・・と今も生きています (2020.07.24 23:03:04)
異才の作家でした。
大好きで、作品をむさぼり読んだのは高校時代。 この時代は、なぜか自死する方の多い時代でした。 将来を悲観してしまう時代、だったのでしょうか。 (2020.07.25 05:30:27)
ツイッターを、見ていたら・・・
昨日(7月24日)は、芥川が自殺した日だって、書いている人がいて、知りました。 「不安」には、二種類あって・・・ 原因がはっきりしている不安と、何か、はっきりしていない不安と、種類が違うような、気がするのです~。 また、「苦にする気持ち」にも、二種類あって・・・ 過去を苦にする気持ちと、将来を苦にする気持ちがあって・・・ まぁ、そういった、マイナスな感情も、幅広くグラデーション的になっていて、いろいろと、重なり合ったりするのだろうと、思うのですが~。 芥川の場合、いろいろと、重なり合った結果かなぁ~、とも、思うのです。 ちょっと前に亡くなった、俳優の三浦春馬さんも、芥川の自殺に、ちょっと、似たような感じも、しているのです~。 (2020.07.25 09:19:04)
ザビ神父様
はじめまして、さえママと申します!! ご署名にご協力いただきまして、 心から感謝申し上げます!! meronさんのところから来てくださいまして 本当にありがとうございました!! まだ、どうなるかわかりませんが、 皆さまからの応援が私たちの支えです!! (2020.07.25 11:53:15)
おはようさんさん。
いつも応援ありがとなし。 はい、はい・・ 毎日、誘惑が・・ 治療薬・ワクチンが開発 されない限り、予防策しか ないのが、もどかしい限りですね。 (2020.07.25 11:57:13)
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