カテゴリ:自然災害
クロニクル 三原山大噴火
1986(昭和61)年11月21日 35年前のことです。この年11月15日に噴火し、その後小康を保っていた伊豆大島の三原山が、この日午後4時過ぎ、209年振りと言われる大噴火を起こしました。噴煙は3700メートル、火山弾は2000メートルまで噴き上げました。 流れ出た溶岩は、島の中心の元町地区に1キロメートルの地点まで迫り、全島民10,300人と、2000人の観光客に避難命令が出されました。避難する人々は、大島航路の客船、海上保安庁の巡視船、海上自衛隊の艦船などで、翌朝までかかって、東京や伊豆方面に脱出しました。 この模様は夜の各テレビ局の報道番組で報道されました。迫り来る溶岩の中で、子どもや高齢者、婦人達を優先的に乗船させる、島の人達のチームワークに心打たれたことが,今でも甦ってきます。こうして、しばらくの間、大島は島に残った保安要員を除くと、無人の島になりました。 避難の解除は、12月22日となったため、島の皆さんは、1ヶ月の避難生活を余儀なくされました。 でも、その後に起きた諸々の出来事を考え合わせると、1ヶ月で帰村できて、本当に良かったですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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