カテゴリ:花
(承前)
前頁の銀輪散歩のつづきです。 (ヒナキキョウソウ)<参考>キキョウソウとヒナキキョウソウ ヒナギキョウ・Wikipedia ヒナギキョウの葉 ヒナギキョウ、キキョウソウ、ヒナキキョウソウとあって、ややこしいのであるが、これはヒナキキョウソウだと思われる。 ヒナギキョウがキキョウ科ヒナギキョウ属の植物であるのに対して、キキョウソウとヒナキキョウソウはキキョウ科キキョウソウ属の植物であるのだが、ヒナギキョウは花茎が細長く立ち上がり、葉は花茎のずっと下の方に付くのみで、葉の形状も異なるから、ヒナギキョウでないことは一目瞭然である。 キキョウソウとヒナキキョウソウとの違いは上記参考記事をご参照いただくと分かりますが、キキョウソウは下から順に花が咲き、同時に複数の花を咲かせているのが普通であるのに対して、ヒナキキョウソウは最上部の花一つのみが開花し、他の花は閉鎖花で開花しない、ということなので、ヒナキキョウソウであると判断した次第。 (同上) 次はハクチョウゲ。 (ハクチョウゲ)<参考>ハクチョウゲ・Wikipedia アカネ科ハクチョウゲ属の常緑広葉低木。 チョウジ(丁字)の花に似た花を付けることから白丁花という和名が付けられたとのこと。白鳥花とも表記されるが、これは当て字で白鳥とは無関係だそうです。 当て字なら白蝶花の方がいいかと思うが、これはガウラ(白蝶草)と紛らわしくなるから、NGですかね。 (同上) ハクチョウゲの葉は揉むと悪臭を放つらしいが、試していないので、いかなる悪臭かは不明。今度、試してみるか。 (同上) 次は、トベラ。 恩智川畔で見かけたものです。 (トベラ)<参考>トベラ・Wikipedia トベラについては、その実は何度か記事にしているが、花についてはこれまでとり上げたことがないように思う・・とまで書いて、念の為と調べてみたら伊勢志摩銀輪散歩の記事で花の写真を掲載しているのでした。 <参考>銀輪花逍遥(その4)・トベラとシャリンバイ 2010.12.21. 伊勢志摩銀輪散歩(その1) 2010.5.14. (同上) 花は咲き始めは白っぽい色であるが、日を経過すると黄色に変化してゆくようです。まあ、白い花は大抵がそうですが。 トベラも上のハクチョウゲと同じく、その枝葉は切ると悪臭を発するとのことであるが、これも未だ如何なる悪臭かは未体験。 悪臭であるから、試してみようと思いつつも余り気の進むものでもなく、ついつい先送りになってしまうというもののようです。 (同上) (同上) 同じく、恩智川畔のシャリンバイです。 花園中央公園の桜広場にあるシャリンバイはピンク色の花であるが、これは白花である。まあ、白い花のシャリンバイの方がよく見かける。 (シャリンバイ)<参考>シャリンバイ・Wikipedia バラ科シャリンバイ属の常緑広葉低木。 上のトベラと同様、よく見かける木なので、シャリンバイもこれまで何度も記事に登場している。 <参考>銀輪花散歩・パンジーの人相と山茶花、辛夷、車輪梅 2015.12.16. (同上) (同上) 最後は、タンポポ。 今月の墓参の折に見つけたタンポポがすべて外来種の西洋タンポポであったので、在来種の日本タンポポも健在であることを示すため、以下に掲載するものであります。 <参考>花散歩・墓参の道すがら 2024.5.6. (タンポポ)<参考>タンポポ・Wikipedia セイヨウタンポポ・Wikipedia (同上) (同上) (同上) (同上) 小さな蜂が花の褥でまどろんでいます。 (同上) 以上、前頁記事の12種と当頁記事の5種、合せて全17種の銀輪花散歩終了であります。(完) <参考>花関連の過去記事は下記の通り。 花(5)・2022~ 花(4)・2020.4.~2021 花(3)・2017~2020.3. 花(2)・2012~2016 花(1)・2007~2011 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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>小さな花にも気がつかれるとは、
観察眼が鋭いですね。 どちらかと言うと、見落としてしまうような小さな花とか地味で目立たない花の方に興味があると言うか、注意が向かう傾向があるので、観察眼が鋭いとかといった問題とは別物かと(笑)。 (2024.05.14 18:35:20)
こんにちは(^^)
キキョウソウの数々は 口がこんがらがって 絶対に覚えられそうもありません(笑) シャリンバイは白とピンク色があるのですね。 タンポポは ガクが上がっているとか、下がっているので セイヨウと日本在来が分けられるとか 聞きましたが、私には はっきりとわかりません。 白いタンポポを以前は よく見かけましたが 最近 見たことがありません。 (2024.05.15 16:23:02)
>キキョウソウの数々は・・・
ヒナギキョウ、キキョウソウ、ヒナキキョウソウとややこしいですが、その見分けはそれほど難しくないように思います(笑)。 >シャリンバイは白とピンク色が あるのですね。 はい、花園中央公園桜広場の噴水の近くにあるシャリンバイはピンク色で毎年いっぱいの花を咲かせます。 >タンポポは・・・ 花の基部の緑色の部分、タンポポは集合花なのでこれを総苞といいますが、その外片に反り返りが無いのが在来種の日本タンポポ、反り返りがあるのが外来種の西洋タンポポですから、花の下側というか、裏側というか、これを覗き見れば簡単に区別できます。 ただ、在来種と外来種との交雑も結構あるようですから、交雑種には反り返りのあるものとないものがある可能性があることになるとすれば、反り返りの有無だけでは、その個体が在来種なのか外来種なのか判定できないことになります。 まあ、一般にはこれで区別していますから、反り返りのあるのを外来種、ないのを在来種と判断して間違いではないのでしょう。 (2024.05.16 09:59:22) |
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