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カテゴリ:JIN-仁-
第1話『歴史の針が今、再び動き出す…人は人でしか救えない』
あれから二年後… ということで始まった『JIN-仁-』。 NHK『龍馬伝』を挟んでの放送だなんて、考えてるなTBS>ぇ 喜市君が少し大きくなっているところに年月を感じた。 おしゃもじの柄でご飯を盛る咲が可愛くて萌え>ぉ 咲が縁談を「ドタキャン」したことや 喜市君の母親の死や 久坂玄瑞の再登場…等 前シリーズの要素が所々に出てきて、繋がりを感じさせたのが良かったな。 栄さんの病気エピは、その前シリーズのテイスト。 当時の世相を反映した病気が登場>今回は脚気 現代の医者ならではの対策がなされ>今回はアンドーナツ 多少のスッタモンダがあって 最後は人情を盛り込んでメデタシメデタシ。 特に喜市君を絡ませて泣かせて締めるところは面目躍如(?) で、それを前後に出して、 間に挟む形で今シリーズのテイストを濃く入れたエピが描かれる。 佐久間象山の治療をするために京へ行き 薩長の戦いに巻き込まれ 西郷隆盛を手術する…等 まずは思いっきり“歴史”が関わってくる。 でもって、 佐久間象山が未来へ行ったことがある人物という設定になっているのが憎いね。 天才と呼ばれていた彼だから「もしや」と思えたりするし(笑) 今迄の仁は、自分の行動が歴史を変えてしまうのではないかと恐れていた。 それを象山に傲慢と断罪されるところは身震いした。 意に沿わない行動は神は取り消す、という言葉は 歴史がどうのと姑息なことは考えず、とにかく行動せよ! 目の前の患者を救え! と、背中を押すためのものなんだろうけど 喜市君の母親の件―仁により一度は救われたが後に別の原因で亡くなった― で窺われる様な歴史の修復力を匂わせるものでもある。 何であっても「救え!」という象山に感動してしまった。 このシーンと、龍馬&久坂のシーンを交互に映し 仁と龍馬の双方が、これからの自分の生き方の方向性を 死に行く人から指し示される…というのが面白い。 で、焼け出された人々を治療する仁の姿へと話は移っていくのだけれど 一人の瀕死の女の子を象徴的に使っていたのも分かりやすいし涙腺に直撃する。 そんな人達を西郷隆盛を救うことで見捨てる形になるのだけれど 歴史的人物>名もなき庶民 ではなく 名もなき庶民>歴史的人物 でもなく 目の前の患者…ということで平等に捉えるという結論に達したところが良かった。 「傲慢」をかなぐり捨てて、救わせてくれと自分から頼み込む姿に 仁の内面の変化が表れていたし。 それと、救うことで歴史が変わる云々の前に そもそも、あそこで西郷が病死するなんて史実はないわけで 既にパラドックスが生じてしまっているところも興味深い。 で、 京での仁は西郷以外は誰も救えなかった…という結末も凄いと思う。 そんな怒涛の京都編の後で 栄が回復する、という明るい話で終わってくれたのもホッとした。 喜市君の言葉が栄だけでなく、仁をも救うものになったしね。 「救う」ということに何重もの意味が付されている。 ていうか、色んな側面を見せている。 これって何気に凄いテーマだな。 治療のためにお菓子を作る、というのは 『宮廷女官チャングムの誓い』の中にも似たエピがあったな。 あと、ふと思い出したんだけど 『夏への扉』ではレオナルド・ダ・ヴィンチは未来人だったんだよね。 って、別にドラマとは関係ありません>スミマセンスミマセン ☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆ http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/153-4de74824 クリックしてね♪(3つも多過ぎ?) > にほんブログ村 人気ブログランキングへ 人気BLOGRANK ドラマ&映画感想は「REVIEWの部屋」に色々置いてあります やっくんち
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